龍安寺に行ってきました。
龍安寺は、臨済宗妙心寺派のお寺です。
開基(創立者)は細川勝元です。
世界遺産に登録されています。
イギリスのエリザベス女王が1975年に日本を公式訪問した際、石庭を絶賛したことが海外のマスコミでも報道されたため、昨今では日本人より海外の観光客の来訪者の比率が高いといわれています。
これは本当だと思います。
私は、このお庭に対して、愛着と憎悪の両極端の感情があります。
まず、愛着としては、私の好きなイギリスの画家、デイビッド・ホックニーが龍安寺の写真をコラージュした作品を作り、それは私の人生の転機の一つとなったこと。
憎悪としては、あまりにも私がその庭園に対して期待しすぎていたため、現実が期待に沿わなかったことですね。
初めて龍安寺に行った時の、観光客(私も観光客ですが)と修学旅行のちびっこたちの騒音に耐えられなかったことと、
龍安寺に関する研究の一次文献を調べたときに、今では「龍安寺の庭の謎」とかいうキャッチフレーズやエンターテイメントは有名ですが、元々の庭と書院の位置、角度は別であった事を知ると、
観光って何なんだろうとか、自分の国の文化を知るって結局どういう事なんやろうかと考えさせられました。
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