障害を持っていることは罪ですか?

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はいみなさんこんにちは。

今日は、累犯障害者について考えていきたいと思います。

累犯障害者とは、何らかの障害を持ち、犯罪を繰り返して起こしてしまう人を言います。

ジャーナリストの山本譲司さんによるノンフィクション作品『累犯障害者』では、障害者による事件、知的障害者が繰り返す軽微な事件や売春、暴力団が障害者を食い物にする事件など、これまでメディアが報道してこなかった障害者の一面が紹介されています。

日本において、知的障害者、身体障害、精神障害を持つ受刑者が多数存在し、彼らは劣悪な生育歴の中で、ほとんど福祉と結びつくことなく、おにぎり1個の万引き(窃盗罪)や無銭飲食(詐欺罪)のような軽微で繰り返し刑務所に入ることによって生き延びていることを、その本には書かれています。

つまり、刑務所が、最後のセーフティネットとなっているのです。

山本譲司さんは、彼らに十分な福祉さえ行き届いていれば、防げた事例はいくらでもあったはずだと述べています。

法務省の調査では、全受刑者のうちの24%に知的障害の疑いがあるというデータが出ています。軽度の知的障害を含めると、45%にもなると言います。

医療スタッフが累犯障害者10人に聞き取りをしたところ、よく出てきた言葉は、「刑務所に戻りたい」だったそうです。

彼らから見て、刑務所は、以下のようなところだったそうです。

1、セーフティネットとしての刑務所・・・3食付き、屋根がある

2、リセット機能としての刑務所・・・塀の外での生活はうまくいかない

3、懲役者同士の安堵感・・・思いを共有できる仲間がいる

4、自己治癒としての刑務所・・・刑務所にいた方が健康

5、指示に従っていれば大丈夫という安心感・・・刑務所の外では、自分で考えて生きていかなくてはいけない

「刑務所が彼らのセーフティネットであり、彼らもそこで生活していくことに満足しているのなら、それでいいのではないか」という意見もあるかも思います。

でも、私は、その意見には反対です。

なぜならば、障害を持っていることが罪に繋がりやすい社会は是正すべきだと思っているからです。また、刑務所の目的が、罪の償い・受刑者の更生と社会復帰なので、目的と異なってくるからです。

話は変わりますが、以前、私はある記事を読みました。

それは、発達・知的に障害がある22歳の女性の記事でした。

障害者雇用で就職したが、賃金が最低賃金以下で生活がままならず、風俗で働くようになった。風俗で働く自分がすごく嫌で、自己嫌悪に陥ってしまった(彼女はこのことを「人生詰んだ」と表現していました)。

障害者雇用枠でのお給料では、生活していけないという現状があります。

福祉行政は風俗産業に敗北しているという言葉も一時期は有名になりました。

発達障害を持つ方々の悩みもあります。

それは、発達障害者はハローワークではなかなか就業に結びつかないという現状です。

企業の思惑としては、発達障害者は扱いづらいから、障害者の法定雇用率は身体障害者で埋めたい、というものがあるみたいです。

ここに、障害者内でのヒエラルキーが見て取れるわけですね。

現在のハローワークの障害者雇用枠は、身体と精神(発達含む)では分けられていないため、精神(発達含む)障害者があぶれる形になるわけですね。

福祉制度が、刑務所や風俗、水商売より、利用者にとって魅力的に映るように変えていかなければならないと私は考えています。

日本において、人は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利があります。もっと私たちは、権利を主張していくべきだと思います。

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