歌舞伎について知ってみよう

日本の文化・アート

はいみなさんこんにちは。今日は歌舞伎について解説していきたいと思います。

まず、歌舞伎の衣裳を見ていきましょう。

歌舞伎の衣裳は色彩豊かで、豪華絢爛な装飾も素晴らしいです。

中でも、江戸一のオシャレカップルは『助六』という演目に登場します。

『助六』に登場する花川戸助六と、三浦屋の花魁、揚巻をご紹介します。

助六の紫の鉢巻の結び目は右にあります。これは、かぶき者のパワーと粋の証です。

ちなみにかぶき者とは、異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る人を指します。

遊郭最上位の花魁である揚巻の衣裳は、五節句を取り込んだとても豪華なものです。

歌舞伎は、イケメン揃いであることも見逃せません。

「白波五人男」が花道に勢揃いする姿は、錦絵から抜け出したような迫力と美しさがあります。

「白波五人男」の中に、「浜松屋の場」というシーンがあります。

弁天小僧菊之助が女装詐欺をして失敗する場面です。

女装姿から一瞬にして立役に変わるときのセリフ、「知らざぁ言って聞かせやしょう」というセリフが有名です。

また歌舞伎は、日本の歴史を映し出す側面も持っています。

『仮名手本忠臣蔵』『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』は、歴史的な三大名作として知られています。

『仮名手本忠臣蔵』は、赤穂浪士の芝居の決定版です。

『菅原伝授手習鑑』は、平安時代に藤原氏の陰謀で菅原道真が失脚した事件を元にしています。

『義経千本桜』は、源義経をめぐる人々の悲劇を描いた物語です。

音楽や舞踊を楽しむなら、『京鹿子娘道成寺』がオススメです。

この作品は、特に言葉や物語が理解できなくても気軽に楽しめます。

能の『道成寺』を題材にした、女形の極めつけの大曲です。

歌舞伎の舞台芸術と美意識を楽しむには、『藤娘』『一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)』がオススメです。

『藤娘』は、大津絵に描かれた藤娘が抜け出して踊り始める、というものです。ちなみに私が日本舞踊を習っていた時、藤娘を踊ったことがあります。

『一本刀土俵入』は、親方に破門されてくたびれた相撲取りに、おつたが布にありったけの持ち金を包んで、宿の2階から投げる場面が有名です。

次に、歌舞伎の歴史について迫っていきましょう。

1603年、京都の四条河原では出雲阿国という巫女が「かぶき踊り」を始めたことが、歌舞伎の始まりだとされています。

阿国に触発されて、遊郭では「遊女歌舞伎」が盛んになります。しかし、幕府は風紀を乱すとして禁止しました。

すると今度は、少年たちによる「若衆歌舞伎」が人気を集めます。ところが、これも禁止となってしまいました。

そして、成人男子による「野郎歌舞伎」だけが許されるようになりました。

江戸時代の歌舞伎は、エンターテイメントに徹していました。能楽や人形浄瑠璃など、先行する芸能を巧みに取り入れ、大陸から琉球を経て伝わった三味線音楽が様々な形で演奏されました。

役者の魅力を引き立たせるため、脚本、演出や衣裳、道具立てを考え、客を飽きさせない工夫を随所に施しました。

最後に、歌舞伎俳優について見ていきましょう。

片岡仁左衛門(かたおかにざえもん)・・・十五代目 松嶋屋 「顔、声、姿」三拍子そろう、華のある人気立役者(たてやくしゃ)です。

中村吉右衛門(なかむらきちえもん)・・・二代目 播磨屋 ゆるぎない卓越した台詞術をもつ現代歌舞伎屈指の名立役です。

坂東玉三郎・・・五代目 大和屋 女形歌舞伎の最高峰です。ちなみに私は、玉三郎さんの『鷺娘』がとても好きです。

松本幸四郎・・・十代目 高麗屋 多彩なコラボレーションにも意欲的に向き合う俳優です。

市川猿之助・・・四代目 澤瀉屋(おもだかや) 天性の演技力と身体能力、優れたプロデュースセンスが観客の心を掴んでいます。ちなみに私は、市川猿之助さん監修の「春秋座」がとても好きです。

尾上菊之助・・・五代目 音羽屋 女形から立役まで、性を超えて自在に演じ切ります。

尾上松也・・・二代目 音羽屋 テレビなどの出演もあり、一見華やかに見えるが、実は地道に力を蓄え、自らの道を切り開いてきた努力の人です。

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