西洋絵画史、西洋音楽史をざっと復習しよう2 古典主義→新古典主義

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古典主義

古典主義とは、ルネサンス期までの古典的様式に見られる、明晰な秩序に基づいた統一的で調和のある表現方法と、その技術を指します。

主に17世紀フランス美術におけるバロック美術の対比として「古典主義」の語句を用いられることが多いです。

フランス国内において両者は同一時期に隆盛した様式として互いに発展を遂げ、後に世界的な流行となるロココ美術への重要な通過点として注目されます。

この時代の代表的な画家は、シモン・ヴーエ、ラ・トゥール、ニコラ・プッサンなどがいます。

私はこの中でも、ニコラ・プッサンをご紹介したいと思います。

彼は17世紀のフランスを代表する画家です。画家としての生涯の大半をローマで過ごしました。

彼の作品は、代表作『アルカディアの牧人たち』に見られるような、深い思想的背景を持った歴史画や宗教画が多いです。

その『アルカディアの牧人たち』ですが、墓石の周囲にたたずむ4人の羊飼いを表しています。墓石にはラテン語で、「エト・イン・アルカディア・エゴ」という銘があります。その意味は、「私もかつてアルカディアにいた」「私はアルカディアにもいる」という二つの意味に解釈ができます。これは、「死を忘るべからず(メメント・モリ)」という教訓を絵画化したものと言えます。ニコラ・プッサンはほかにも何点か、メメント・モリにまつわる絵画を描いています。

かの豪勢きわめたルイ14世がこの絵を買って、自分が死ぬまで身近に置いていたことでも有名です。あんなに豪奢な生活をしていた彼が、不思議ですね。

上の本の表紙となっている作品が、『アルカディアの牧人たち』です。

次は古典主義音楽についてご紹介します。
古典音楽は古典絵画より少し時代は下り、18世紀中ごろから19世紀初頭のものを指します。
18世紀後半になると市民にも音楽が浸透し、18世紀末には、才能のある音楽家は王や貴族に仕えなくても、自分自身でお金を稼ぐことができるようになりました。そのため、音楽家たちは独立し、自分の芸術表現のために音楽を作るようになっていきました。
この時代になると、バロック期に生まれた様々な理論や形式が洗練され、確立されていきます。代表的なのは、構成上の明確な役割を持たせた4つの章から構成される「ソナタ形式」です。
この時代の代表的な作曲家は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなどです。

豪華な作曲家陣ですね。

この中でも私はモーツァルトをご紹介したいと思います。
余談ですが、私はクラシック音楽の中でもモーツァルトを聴くのがめちゃくちゃ遅かったです。なかなか手を付けませんでした。なぜかというと、なんか、よく、ちまたで、「頭がよくなるから」とか、そういう類でモーツァルトのCDが売られていたからです。そういう理由で私はクラシック音楽は聴きたくありませんでした。純粋に音楽を楽しみたかったのです。
そういうわけで私はモーツァルトを聴くのが遅くなってしまいましたが、今ではお気に入りの作曲家の一人であります。

モーツァルトはオーストリアの作曲家です。ハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトは特にウィーン古典派と呼ばれます。

モーツァルトの才能をいち早く見抜いた父親は、家族を連れて音楽演奏旅行にでかけます。その際、モーツァルトはマリーアントワネットの前で演奏をしました。

また、モーツァルトは王や貴族から離れてフリー活動を初めてした人物ともいわれています。

新古典主義

新古典主義は、建築、絵画、彫刻、工芸、思想など様々なジャンルで18世紀後半から19世紀にかけて欧州全域に展開した美学上の概念を言います。

日本でいうと、江戸時代後期(化政文化)から明治時代への移行期ですね。

化政文化で有名な人物といえば、小林一茶、葛飾北斎、滝沢馬琴、歌川広重などが挙げられます。

17世紀の古典主義など古典趣味を再評価し、ロココ様式とは一線を画した、調和や統一性、形式美、そして考古学の科学的検証や考察に基づいた理知的で格調高い表現・描写を尊重します。

新古典主義では何より歴史画、次いで神話画と宗教画が重要視されました。新古典主義の理念・思想はそのまま19世紀のアカデミズムに継承されました。

この時代の代表的な画家は、グルーズ、ダヴィッド、ジェラール、アングルなどです。

私はこの中でも、アングルをご紹介したいと思います。

アングルは、フランス生まれの画家です。ダヴィッドに弟子入りし、水浴の裸婦像や歴史画を描き、高い評価を得ました。

また、アカデミーの中心的な存在で、パリ美術学校の教授だったりフランスアカデミーの院長などにも就任していました。

【アングルの代表作】

・『グランド・オダリスク』・・・最初に展示されたとき、広い批判をまねきました。伸長されたプロポーションと解剖学的なリアリズムの欠如のためです。現在は、パリのルーヴル美術館に展示されています。

・『』・・・主題は若く美しい女性の姿で表現された泉の擬人像です。彼女は2つの花の間に立っており、花は「それらを引き抜こうとする男性への脆弱性」を示しているという解釈がなされます。

さて、先ほどご紹介した、葛飾北斎についても少し書こうと思います。

葛飾北斎は、世界で一番有名な日本人と言われています。

70代前半に生まれた葛飾北斎の名作である『富嶽三十六景』は、フランスの作曲家であるドビュッシーに霊感を与え、画家のゴッホやゴーギャンなどを圧倒させました。

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