はいみなさんこんにちは。
今日は、数学的思考力を高める方法についてお伝えしたいと思います。
数学的思考とは何か
まず、数学的思考が得られると、こんなメリットがあります。
1、自分の納得のいく結論に辿り着ける
2、その結論に基づいて行動ができる
3、その結果、豊かさを手に入れることができる
また、数学的思考とは、以下のようにまとめることができます。
(数学的思考)=(定義)×(分析)×(体系化)
={定義}×{(分解)+(比較)}×{(構造化)+(モデル化)}
構造化とは、具体的なものを抽象化する行為です。
モデル化とは、異なるものを関連付け、そこから性質を導き一般的なモデルにする行為を言います。
<数学的思考の流れ>
Step1.定義:今から考える対象Aをはっきり言語化する
Step2.分析:Aの特徴を探る
Step3.体系化:Aの姿を(誰が見てもわかるように)明らかにする
定義
定義をすることは大事です。もし定義をしないと、共通認識の欠如が起こってしまいます。
(例)「休日とは、家族サービスというめんどくさい業務が生じる労働日」と定義している加藤さん(仮名)。
あまり休日というものに対して、ポジティブな印象を持っていない様子です。
この加藤さんに、休日の定義を変えて、ポジティブな提案をするにはどうしたらいいでしょうか?
→「休日とは、ビジネスパーソンとしての投資とメンテナンスをする日」という定義に変えてみたらいかがでしょうか。
この例でもあるように、定義を変えると、人生が変わります。
分解
因数分解とは、その数を細かく分解することで、構造を明らかにする行為です。
例えば、(売上)=(客単価)×(来店者数)×(購買率)など。
数学とは、「細かく分解することで、わからなかったものが明らかになることがある」ということを教えてくれる学問でもあります。
比較
分解してから比較する方が、深い分析になる可能性があります。
人生に悩んだ人に向けて、「比べなくていい。あなたはナンバーワンになる必要は無い。すでにオンリーワンだから」といったアドバイスをする人がいます。
しかし、人生において読者のあなたが「勝ちたい」と思ったときだけは、比べることから逃げてはいけません。
比較とは、差をはっきりさせる機能です。
例えばあなたがアパレル店Aで働いているとしましょう。その場合、アパレル店Bというライバル店と比較する必要が出てきます。
構造化
数学の最終目標は、説明できる状態にすることです。
最初はどうなっているかわからなかったものをはっきりさせ、そして説明できる状態にすることを体系化と言います。
体系化は、以下の二つに分けられます。
・こういう構造になっていますよ(構造化)
・こういう関係になっていますよ(モデル化)
モデル化
モデルとは、ある自称について諸要素とそれら相互の関係を定式化して表したものです。
関連付けを行うと、どんないいことがあるのでしょうか。それは、「目的を達成するために何をしたらよいか」の答えが見えくることです。
例えば、営業パーソンの質を上げるためには何をしたらよいか?の答えについては、
(営業パーソンの質)={(雑談力)×(プレゼンテーション)-(雑務)}÷(所要時間)
と分解し、関連付けることができます。すると、自分がどこを伸ばすべきかが見えてきます。
いかがでしたでしょうか。
この記事は、深沢真太郎著『数学的思考トレーニング』を参考に書きました。
もっと詳しく知りたい方は、読んでみることをオススメします。
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