キリストの宗教画を読み解こう(前半)

世界の文化

はいみなさんこんにちは。

西洋絵画を鑑賞するとき、宗教画は避けて通れません。

今日は、その宗教画について、わかりやすく解説していきたいと思います。

キリスト教絵画は、神を讃えるだけでなく、キリストや聖人にまつわる出来事や事件を物語り、神の教えや知恵を解き明かす絵画でもありました。

識字率の極めて低かった中世において、キリスト教美術はいわば目で見る聖書でした。

まず、聖母マリア赤い服は、聖母の慈愛を表し、青いマントは、聖母が「天の女王」であることを表します。

天地創造

「初めに神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面(おもて)にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた、『光あれ』。こうして光があった」「創世記」

光はキリスト教の中心的な概念のひとつです。

光は神の意志のシンボルです。

楽園のアダムとイヴ・原罪・楽園追放

神は天地創造の後、アダムとイヴを創造した。そして彼らは、楽園に住む特権を与えられました。

しかし、蛇にそそのかされて禁断の木の実を食べてしまいます。

そうして彼らは楽園から追放されてしまいます。

性の快楽

アダムとイヴが性の快楽を知るのは、楽園追放後のことなんです。

その結果、カインとアベルという二人の子が生まれます。

しかし、神の寵愛を受けるアベルにカインは嫉妬し、殺してしまいます。

人類初の死として描かれます。

大洪水

「洪水は40日間地上を覆った。・・・水はますます勢いを加えて地上にみなぎり、およそ天の下にある高い山はすべて覆われた。」「創世記」

ここで、堕落した人類は、ノアの方舟に乗るノア一家を残して水に呑まれてしまいます。

バベルの塔

不可能な企てのたとえとしても使われるバベルの塔の物語は人間のおごり、愚行に対する神の審判をテーマとしています。

一部の民が「天まで届く塔のある町を建て、有名になろう」と企てをたて、これが神の怒りに触れてしまいます。

ヤコブの夢

ヤコブ(後にイスラエルと改名)というのは、ユダヤ人の中でも最もありふれた名前のひとつですが、それは彼が歴史的にそれだけ重要人物だからです。

ヤコブはある日、同族の娘をめとるために旅立ちます。その途中、道端の石を枕として野宿をしましたが、そのときに見た夢が、天国に達する階段でした。

夢の中で彼は天使のかたわらに立つ神に祝福され、目覚めてからは「ここはなんと畏れ多い場所だろう」と実感するのです。

ナイル川から救われるモーセ

モーセはイスラエル民族の指導者として、預言者として、建国の父として、旧約聖書の中でも最も偉大な人物とされています。

イスラエル(ユダヤ)人はエジプトで奴隷として苦難の日々を過ごしていました。

あるイスラエル人の母は、生まれたばかりの自分の子を救うため、ひそかにナイル川の葦の茂みに子を隠しました。

たまたまそこに水浴びに来ていたファラオの王女が彼を発見し、引き取って養子とし、モーセと名付けました。

そのモーセですが、神の加護のもと、イスラエルの民を率いてエジプトを脱出し、約束の地カナン(パレスチナ)に導きました。

キリスト降誕

「彼ら(マリアと夫のヨセフ)がベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。」「ルカによる福音書」

東方三博士の礼拝

生まれたばかりのイエスを礼拝に訪れたのは、東方の宮廷で活躍したマギ(占星術の学者)だとされています。

そこで、黄金、乳香、没薬を贈り物として献じました。

キリストの洗礼

ヨハネは、ヨルダン川で罪を告白した人に洗礼を授けていました。

そこへ、イエスが洗礼を受けにやってきました。そこでヨハネはイエスにも洗礼を授けました。

そのとき天が開け、聖霊が降りました。洗礼によってイエスが神の子であることが示されました。

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