世界の民族音楽

オーストラリアのアボリジニ 彼らの祖先にあたる神々は、歌によって天地を創造した。

したがって、自然物が生存し続けるように、歌をうたう。

アフリカは、打楽器が中心的な役割を担っている。

グリオ・・・職業音楽家

アフリカの民族グループ・・・ネグロイド、ピグミー族、コイサン族に分けられる。

ネグロイドは、言語学的にスーダン系とバンツー系に分けられる。コイサン族やピグミー族は定住せず、狩猟生活を営む。ピグミー族はネグロイドに追われ、自分たちの生まれた土地から逃げることを余儀なくされ、赤道付近の森林で暮らしている。

北アメリカの先住民・・・9世紀末までは、約100の部族に分かれ、約100種類の言語や方言が話されていた。

スー族・・・カナダとネブラスカのあいだに広がる平原に、17世紀に定住した民族。

北アメリカの先住民の音楽・・・楽譜が存在しない。そして音楽は、美しい芸術として存在しているわけではなかった。歌詞にはたいてい意味はなく、並外れた呪術的威力を持っている。歌は生まれつきの音楽的才能によるものか、あるいは幻覚や夢の中で授かるかの2通りによって生まれる。

北アメリカの先住民の文化において、歌は病気を治す力を持つと信じられている。

ジム・モリソン・・・1960年代の伝説的ロックスター。アメリカ先住民の音楽の影響を受けている。

メソポタミア文明・・・幾何学、天文学、そして建築学などにたけていた。神殿では、礼拝の際に楽器奏者と合唱団員が必要不可欠だった。

BC3000年頃、シュメール人がメソポタミアの南部に定住し、文明が栄えた。

エジプトの古代音楽の概念・・・音は神自らが話す声、聴く者に喜びを与える。エジプトはのち、マケドニア王国のアレキサンダー大王に征服される。

古代ギリシャ・・・この地域の音楽は、詩や演劇と密接な繋がりがあった。

古代ギリシャ・・・この地域の音楽は詩や演劇と密接な繋がりがあった。

アウロス・・・管楽器。デュオニュソス信仰の祭儀のときに演奏された。

アポロンという神がマルシュアスに勝利する伝説は、ギリシャ人にとって、均衡・穏健・調和(ギリシャ文明における古典的な価値の典型)といった価値観が、東洋の官能・陶酔・無秩序に対して勝利を収めたことを意味する。

古代中国・・・音は宇宙の一部であり、宇宙が永遠に機能するための中心的な役割を担うもの。

秦の始皇帝は、国家の根本的改革に、何者も伝統を引き合いにして口出しできないようにするため、カンヨウという場所で歴史・音楽・哲学に関するあらゆる書物を焼き払った。

インド・・・「ラームリータ」の伴奏では、古代の太鼓であるタブラが中心的な役割を果たしていた。

ヴェーダ・・・インドの宗教的な音楽の中で、最も古いもの。ヴェーダとは、アーリア人がもたらした宗教の聖典。

ラーマ・・・ヒンズー教の神話では、ヴィシュヌ神の7番目の化身とされている。サンスクリット語で書かれた古代叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する主人公。

日本・・・唐楽が伝えられた奈良時代より以前に存在した日本固有の歌舞「国風歌舞(くにぶりのうたまい)」というものがある。

大陸から伝わった舞楽は、中国系の唐楽(左方の舞)と、朝鮮系の高麗楽(右方の舞)に分けられる。

国風歌舞・・・「神楽歌(かぐらうた)」「人長舞(にんじょうまい)」「東遊び」「駿河舞」「求子舞(もとめごまい)」「倭歌(やまとうた)」「久米歌」「大歌(おおうた)」「五節舞(ごせちのまい)」など

アラブ・・・カイナートと呼ばれる娼婦の「歌い女(め)」

コーランでは、音楽は禁じられた快楽とされている。

アステカ族・・・現在のアメリカの南部にいた部族。アステカの人々は並外れたダンサーだった。踊り間違いは罪を犯すことと捉えられ、場合によっては即刻死刑となる場合もあった。

ピグミー族・・・彼らのポリフォニーの歌はとても緻密だった。

インカ帝国・・・1438年~1531年までで、わずか1世紀しか続かなかった。アンデスの音楽の特徴は、縦笛や横笛、ラッパなど種類が豊富で、軍隊生活にも欠かすことのできないものだった。軍の勝利と都への凱旋には戦いの歌がつきものだった。

メスティーソ・・・アンデス地域でヨーロッパの音楽と融合した。メスティーソの音楽は、先住民の音楽のメロディーとヨーロッパのハーモニーが融合している。

ジャワ・・・インドネシアの群島の一つであるジャワ島は、ガムランを主役とする古くからの伝統音楽の中心地。ガムランは、神秘的な魅力を持つ影絵芝居には欠かせない役割を持っている。影絵芝居には、ジャワ島の音楽文化の根幹をなす特徴、つまり東アジアの特色と、インドやイスラムの伝統の融合が色濃くみられる。

ラテンアメリカ・・・サンバは、南アメリカの音楽がアフリカの影響を受けていることを照明するもの。

バツーキ・・・アフリカ人奴隷たちが南アメリカに持ち込んだ踊りと音楽。

ジプシー(ロマ)・・・バイオリンはジプシーの音楽の魂。フラメンコは、アンダルシアの歌とジプシーの音楽がまざりあって生まれた。

イディッシュ音楽・・・中部、東ヨーロッパのユダヤ人コミュニティーで生まれた伝統的な音楽。

タンゴ・・・ブエノスアイレス(アルゼンチンの首都)の貧民層で生まれた。速いリズムとゆっくりとしたメロディーという永遠のコントラストを持つタンゴのダンスは、男性と女性のあいだの絶えることの無い絶望的な対立を表現している。また、移民(男性)とアルゼンチンという土地(女性)との関係をタンゴに見出す人もいる。

タンゴは、攻撃と防御の動作からなるケンカや決闘のダンスでもあった。

タンゴは、移民たちにとって、身を引き裂くような祖国へのノスタルジーや、現在のみじめな状況への不満の表現でもあった。

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