歎異抄、神話の心理学、アート思考

<歎異抄>

易行(いぎょう)の道・・・阿弥陀仏の本願力によって浄土に往生して悟りを開く他力の道。易行は難行に対する語。

他力・・・阿弥陀仏の本願力。阿弥陀仏が衆生を救済するはたらき。

念仏は、ただ阿弥陀仏の本願のはたらきなのであって、自力を離れているから、それを称(とな)えるものにとっては、行(ぎょう)でも善でも無い。

本願他力の念仏においては、自力のはからいがまじらないことを根本の法義とする。

浄土に往生するために、この他にどのような学問が必要だというのでしょうか。

文字の一つも知らず、経典などの筋道もわからない人びとが、容易に称えることができるように成就された名号(みょうごう)ですから、念仏を易行というのです。

学問を主とするのは聖道門(しょうどうもん)であり、難行といいます。

聖道門・・・浄土門に対する語。自力の修行によって、この世で悟りを開くことを目指す教え。

人はだれでも、しかるべき縁がはたらけば、どのような行い(善い行いも悪い行いも)するものである。

<神話の心理学>

<世界のはじまり>

・マオリの神話・・・天地分離、光と闇の区別

<創造>

・アメリカ先住民のアコマヴィの神話・・・働くギンギツネと眠るコヨーテ

→真の創造においては、無為でいることが必要。

<知ること>

・神話は「知ること」の危険について語るものが多い

→聖書のエデンの園・・・神はもともと人間が「善悪を知る」ようになることを望んでいなかった。しかし、人間はその禁止を犯し、「知る」者となったが、その代償として、原罪を背負うことになった。

・北欧神話ロキの話・・・人は「知る」ことによって、自分が「死ぬ存在」であるという自覚に至る。それは大変な苦痛である。

・「火」と「知る」は関連している。

<生きた知恵>

・動物の持つ知恵によって、神や人が助けられる、という神話は世界中にある。

<アート思考>

1,自分だけのものの見方で世界を見つめ

2,自分なりのっ答えを生み出し

3,それによって「新たな問い」を生み出す

→自分の内側にある興味をもとに、自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探究をし続けること

アンリ・マティス

「緑のすじのあるマティス夫人の肖像」

20世紀が訪れるまでの長い間、西洋では「素晴らしい絵」とは、「目に映るとおりに描かれた絵」であり、それこそがアートの正解だと考えられていた。

しかし、カメラの登場により、目に映るとおりに世界を描くという目的からアートを開放した。

ピカソは、「リアルさとは一体何だろう」と疑問を思った。

そして辿り着いたのが、「様々な視点から認識したものを1つの画面に再構成する」という答えだった。

遠近法では到達できないような新しいリアルさを求めていた。

長谷川等伯「松林図屏風」

鑑賞者が想像を膨らませる余地を残している。

アートとは、行動の軌跡

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