幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない ラス・ハリス  要約

原始人の心を占める最優先事項は、危険を避けることだった。

原始人の心は、「殺されない」ために発達してきた。

「幸せのため」には発達してこなかった。

幸福とは、豊かな、満ち足りた、意味のある人生をいう。

生きるに値する人生を創造するのは大切な仕事である。

不快な思考や感情を追い払う努力が、人生を余計に悪くしている。

不適切なコントロール戦略は、鬱や不安、ドラッグやアルコール依存、その他の精神的な問題の主要な原因となる。

私たちは幸福になるために嫌な感情を排除しようとする。

だが、嫌な感情を排除すればするほど感情は再生産される。

<コントロール戦略の3つの欠点>

1,多くの時間とエネルギーを使う割に、長期的に効果がうすい。

2,追いやった思考・感情はすぐに戻ってきてしまう。

3,短期的に不快感を封じ込める戦略の多くは、長期的には生活の質を損なう。

<ACTの6つの行動原則>

1,思考との新たな関係を築くことにより、それが及ぼす衝撃や影響を弱めることができる。

2,不快な感情や感覚を抑圧したり、追い出したりしようとせず、れらのために居場所を作ってやる。

3,現在、この瞬間、この場所で起こっていることに完全につながる。

4,観察する自己

5,豊かで意味ある人生は行動によって作られる

フュージョンとは、何かが混ざりあうことを言う。ACTによるフュージョンは、思考と、物語と、実際の出来事が混じりあって一つになった状態を指す。

「自分は無能だ」という言葉には、本当に無能であるかのような反応を示してしまう。

あなたの心がお気に入りの物語を挙げ、それに名前をつけてみよう。

「負け犬」の物語、「働かずして親から仕送りをもらっている女が羨ましい」という物語

その思考が、あなたの助けになっているだろうか?

困った思考が頭に浮かんできたら、以下の質問をしよう。

・この思考に耳を傾けることによって何かプラスがあるだろうか?

・この思考は人生を向上させるための効果的な行動を起こさせてくれるだろうか?

・この思考を信じることによって何を得られるだろうか?

苦痛な感情に対して戦えば戦うほど、多くの問題が引き起こされる。

よくない感情のためにスペースをあけてやる。緊張を増す代わりに解放する。

拡張は私たちを解放し、エネルギーを無意味な闘争に使うのではなく、より良い人生の創造に向けてくれる。

・拡張の目的は、感情について考えるのではなく観察すること。

<拡張の3ステップ>

1,自分の気持ちを観察する

2,居場所を作ってやる

3,存在を許してやる・・・感覚を排除したり変えようとしないこと。

ACTでは容認が何より優先する。

A・・・思考と感情を受容する

C・・・自分の価値とつながる

T・・・効果的な行動をする

感情に刺激されて起こる行動を衝動という。

自尊心とは、自分がどんな人間かについての自分の意見のこと。

自尊心は、自分が良い人間かどうかについての思考の集積。

自尊心とは、事実ではない。一つの意見に過ぎない。

自分への価値判断を辞めるとどうなるだろうか。

自尊心は豊かな人生を送るために、とくに必要は無い。

あなたがすべきことは、自分の価値とつながり、それに従って行動すること。

自尊心は、役に立たない。

自尊心を保ち続ける努力は、あなたを疲弊させる。

豊かで満ち足りた、意味ある人生のためには、自尊心は必要ない。

自分を証明する必要は無い。自分が優れた人間であることを証明し続ける必要は無い。

自己受容とは、自分であることを良しとすること、自分に優しくすること。

自分は人間なのだから不完全なのも当然だという事実を受け入れよう。

あなたについてのドキュメンタリーはあなた自身ではない。

ドキュメンタリーにはバイアスがかかっている。

・心に深い部分で一番重要だと考えていることは何だろうか。

・どのような人生を望んでいるだろうか。

価値とは何か→世界とどのように関わりたいか。

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