人は、信じることで救われるとは思わないが、強く何かを信じることで、強く生きていける、というのは本当だと思う。
何を信じるか、キリストを信じるか、仏を信じるか、フロンティア精神を信じるか、アッラーを信じるか、何を信じてもいい。
信じることで、その強い思いに支えられるということはあると思う。
私は10年間、不労所得でラクしてキラキラな生活を送れる医者の娘が勝ち組だと思ってた。ドバイの別荘(親の所有する不動産)で優雅にインスタ映えする写真を撮ることこそ、人類の幸福だと信じて疑わなかった。
承認欲求万歳!自己顕示欲万歳!!!
それで自分も社会という大きなシステムの裏口を探して不労所得者になろうとした。私も私利私欲まみれのキラキラインスタグラムアカウントを運営したかった。
しかし、10年探したところで、社会の裏口は見つからなかった。
私はバカな奴だった。
それでも裏口の見つからない状況を悲観はしなかった。鉄鋼王アンドリュー・カーネギー(『人を動かす』のデール・カーネギーでは無い)や、スターバックスの初代CEOハワード・シュルツの存在を知っていたからだ。
富を生み出し、他へ分け与える。
やりたい仕事ではなく、自分にできる仕事をする。
私はずっと、観光ガイドになりたかった。
しかし、今自分が続けられていることは、このWebサイトである。
私はものを書くことで、価値を他者へ与えることができる。
私はこの、神さまから与えられた「ものを書くことで他者に価値を分け与えられる」という才覚を、神さまから信託された財産であると解釈した。
また、アンドリュー・カーネギーの言葉を借りれば、その才覚は、社会の利益になるために使いたいと思うようになった。
社会とは?日本人のみに限らない。
私はアメリカの成功哲学と、日本の古典文化に救われた。
私はもう、「あれやこれや足りない」「足りないから私利私欲を肥やそう」「足りないから虚飾をしよう」とは思わない。
すでに才覚を信託されている。
モノはいらない。飾りもいらない。
価値を分け与えていきたい。
執筆者:山本和華子
アンドリュー・カーネギー著『富の福音』は、一読の価値があります。
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