建築意匠・ヴァナキュラー建築– category –
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東南アジアの建築 ~仏像・石窟・精舎・伽藍~
【仏像と石窟】 BC6~BC5世紀頃、釈迦族のコーサラ国でガウタマ・シッダールタが生まれました。 ブッダは、言葉の意味は文化や人によって変わるので、相手によって内容は変わる(対機説法)と考えました。 また、真理は言葉で伝えられないものであるから自... -
水野一晴著『世界がわかる地理学入門 気候・地形・動植物と人間生活』の要約
熱帯気候 熱帯雨林気候の地域は、赤道周辺で年中高温多雨の地域です。 午後からはスコールと呼ばれる激しい雨が降ります。 ラトソルと呼ばれる貧栄養の赤色土壌が分布します。 サバナ気候は、夏は熱帯収束帯の影響下で雨季、冬は亜熱帯高圧帯の影響下で乾... -
イスラム建築の歴史と特徴
【ドームとイーワーン】 ドームは、西アジアの乾燥地帯に始まり、古代から引き継がれた技法です。 特に紀元後のペルシャ人たちはドームを好んで使っていました。 長大な部材を得ることの難しい乾燥地帯では、何とかして大きな空間を覆うために土や石を部品... -
原始時代の建築素材 ~世界史編~
はいみなさんこんにちは。 今回は、古代建築の建築素材について書いていこうと思います。 石 石は、もっとも自然状態に近い住居の基盤でした。 人類は風雨に浸食されてできあがった岩盤の洞穴に、生活空間を見つけ、そしてさらにそれを削り出すことによっ... -
西洋と東洋の建築の違い、そして集落の建築の話
はいみなさんこんにちは。 今日は、建築家である隈研吾さんと、10人の方の対話が収められている『くまの根』を要約しながら、 建築のあらゆる話をしていきたいと思います。 集落と建築(原広司・セン=クアン・隈研吾) 北アフリカには、先住民族ベルベル... -
その土地の気温や湿度、採れる材料など、どんなものが影響することで、その土地らしい建築が出来上がるのか ~バナキュラー建築~
私は当時大学で認知心理学を専攻しており、卒業論文のテーマは色彩心理学でした。この地域を特徴づける色彩配色は何か、というような研究をしておりました。 その土地の気温や湿度、採れる顔料や染料など、どんなものが影響することで、その土地らしい色... -
ティム・インゴルド著 『メイキング』 要約 人類学・考古学・芸術・建築 ~つくることの本質~
【第一章】 グレゴリー・ベイトソン「二次学習」・・・世界についての事実を暗記することを目的としない。自然から学べるようになることを重視する。世界自体が学習の場となる。 考えることとつくることの関係 現在生じていることと世界との関係を調整する... -
建築デザインと色彩の関係 ~基調色からパブリックアートまで~
建築設計というのは、気候・風土の側面から社会的・文化人類学的な側面まで幅広く検討されながら、建築の成り立ちと場所との関係が語られ、文脈が読み込まれた、意識された空間や環境が建築家によって作られている。 設計する側が、何かしらの意図を持って... -
全国各地にある有名な建築デザインの特徴と魅力
はいみなさんこんにちは。今日は、全国津々浦々の建築デザインの特徴についてみていきましょう。 【出雲大社】 出雲大社は、島根県にある神社です。 本殿は国宝です。 本殿は、現在でも24メートルもあり、破格のスケールですが、古代・中世の本殿は48メー...
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