熱帯気候
熱帯雨林気候の地域は、赤道周辺で年中高温多雨の地域です。
午後からはスコールと呼ばれる激しい雨が降ります。
ラトソルと呼ばれる貧栄養の赤色土壌が分布します。
サバナ気候は、夏は熱帯収束帯の影響下で雨季、冬は亜熱帯高圧帯の影響下で乾季となる気候です。
サバンナと呼ばれる疎林と、背丈の高い草原からなっています。
熱帯雨林気候は一年中雨が降り、気温が高いという特徴を持つため、そのような場所では常緑広葉樹の森林となります。
雨季と乾季のある気候を、サバナ気候と言います。
サバンナの主体は落葉広葉樹です。
この地域の土壌に黒い部分はほとんどなく、栄養分が少ないので、熱帯の農業は生産性が低いと言われています。
狩猟採集民はすべての大陸に分布し、熱帯、温帯、寒帯という異なった環境のもと、異なった生活様式を有しています。
熱帯地方には、非定住的な集団が多くみられます。
年間を通して多様な食料のうち、いずれかが獲得できるために、とくに食物を貯蔵することはありません。
狩猟採集民は、農耕民にあるような「土地所有」の概念はありません。
食物の均等分配をはじめ、「平等主義」が徹底しており、何でも平等に分配します。

寒帯、冷帯気候
ツンドラ(寒地荒原)気候地域は、地下に永久凍土(通年にわたって凍結している土壌)が広がる降水量の少ない地域です。
ツンドラは、低温で植物の成長可能期間が短いため、樹木が成長できない地域であり、高山ツンドラも含み、主たる植生は草木類、蘚苔(せんたい)類、地衣(ちい)類です。
亜寒帯(冷帯)気候地域は、冬の期間が長く寒いですが、四季の変化があり、夏冬の温度差が激しい地域です。
ポドゾルと呼ばれる痩せた土壌が分布します。
亜寒帯(冷帯)には、一般にタイガと呼ばれる針葉樹林が分布します。
イヌイットは冬には海水上に現れるアザラシの呼吸穴を利用してアザラシを捕り、内陸ではカリブー(トナカイ)を狩猟します。
イヌイットは獲物を捕ると、自分の家族が必要な分を取り、残りは親族や友人に分け与える食物分配の制度が根付いています。
この本には非常に豊富な写真資料が載っており、またほかに乾燥気候の地域の説明も書かれています。
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