こんにちは。
日本建築の良さを前面に打ち出したリノベーション、リフォームをお考えですか?
一緒に考えていきましょう。
日本家屋とはそもそも、気候風土に根ざしたものになります。
伝統、風習、良識といった先人の経験値など、安定感と信頼感のあるものを拠り所とします。
また、大きな自然災害や地球環境の問題に直面し、建築のあるべき姿、建築の本当の役割と価値を見出します。
たとえば、夏の日差しは庭の落葉樹などで防ぐといった方法が挙げられます。
そして、瓦という性能の高い屋根材で断熱を図り、熱のロスを防ぎます。
日本建築には、意匠と性能が高いレベルで融合した、情緒的かつ合理的なデザインが展開されています。
現代では、新たな素材や工法によって、昔の優れたデザインを改良し、新たな手法を取り入れます。
古来より日本人は、建築とそれを取り巻く自然環境との関係を考えてきました。
日本建築は、周囲の自然と調和するように出来ています。
自然の材料を多用に使い、素材の良さを最大限に生かしつつ、その美しさを楽しみます。
たとえば京都の桂離宮ですと、木や竹、和紙、漆喰など、自然素材の風合いが美しさを演出しています。
また、日本建築はシンプルであることも特徴として挙げられます。
たとえばお茶室ですと、一枝の桜によって、主客はあたかも満開の桜の木の下に座っているかのような創造を亭主と共有することができるのです。
日本建築のシンプル性は、そのような想像性と繋がっているのです。
古来、日本の農耕社会において、日本人は自然とともに歩み、自然を怖れ、自然を敬愛してきました。
日本の庭園はあくまで自然景観の再現であり、その結果、非対称性が出来てきます。
いかがでしたか?日本家屋のイメージはできてきましたでしょうか。
執筆者:山本和華子
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参考文献
堀部安嗣 『住まいの基本を考える』
枝川裕一郎 『日本建築の特質と心』

