瀧本哲史著『僕は君たちに武器を配りたい』の要約

●大切なのは不労所得を得ることではありません。投資家的に考える、ということなのです。

●どうやって自分の価値を、資本主義の世の中で高めていくか。

●盲目的に勉強(努力)したところで収入にはつながりません。

●資本主義経済を知るために、その逆の計画経済について説明しましょう。計画経済とは、万能な頭のいい人が思う正しさをもとに、社会を進めていく、という前提で作られた社会です。頭のいい人が、みんなが欲しがっているはずのものを「これだ」と決めて、完璧な生産計画を立て、実践していくのが計画経済です。

●しかし、ソ連をはじめとする旧社会主義国家は次々に破綻していきました。資本主義は最善のシステムではないかもしれませんが、今のところ「最もマシ」なシステムであると言えるでしょう。

【儲かる漁師】

1、商品を遠くに運んで売ることが出来る人(トレーダー)

2、一人でたくさんの魚をとるスキルを持っている人(エキスパート)

3、高く売れる魚を、付加価値によって創り出すことができた漁師(マーケター)

4、魚をとる新たな仕組みを作り出す漁師(イノベーター)

5、多くの漁師を配下に持つ、漁師集団のリーダー(リーダー)

6、投資家的な漁師(インベスター)


●マーケターとは、「顧客の需要を満たすことができる人」のことです。重要なのは、世の中で新に始まりつつある、かすかな動きを感じ取る感度の良さと、なぜそういう動きが生じてきたのかを正確に推理できる分析力です。

●自分が得たスキルや知識を、どの市場でどのように売るかによって得られる報酬はまったく違ってきます。それはすなわち、個人のビジネスモデルを変えれば活路は拓ける、ということなのです。

●自分が働く業界について知り尽くすことで、自分の唯一性を高め、スペシャリティへの道を開いていけるのです。そして日頃から意識して、業界のあらゆる動向に気を配ることで、革新を生み出すきっかけと出会うことができるのです。

●イノベーター的な観点からすれば、落ち込んでいる業界にこそ、イノベーションのチャンスが眠っているのです。それらの事業の根本が、人間の欲求を満たしたいという思いや、より快適な場所に住みたいという根源的な欲求に基づいているからです。問題はその欲求に、既存の業界大手企業が提供する商品やサービスが応えられなくなっていることであって、ニーズ自体が消滅しているわけではないのです。

●既存のものを、今までとは違う組み合わせ方で提示することが、イノベーションの本質です。

●資本主義の国で生きる以上、投資家の意思のもとに生きざるを得ません。それならば、自分自身が投資家として積極的にこの資本主義に参加したほうが良いのではないでしょうか。

●自らが投資家としてふるまうと、この世界が違った形で見えてきます。

●投資家的に生きるうえで必要なのが、リスクとリターンをきちんと把握することです。シリコンバレーの投資家たちは、リスクを見込んでも投資機会を増やすことを重視します。重要なのは、たくさん張ることです。

●自分で管理できる範囲でリスクを取ることが大切です。

●資本主義では、自分の少数意見が将来、多数意見になれば報酬が得られるという仕組みになっています。

●投資ではよく、「市場のゆがみ」を見つけることが重要だと言われています。ゆがみとは、本来であればもっと高い値段がついていいはずの商品が不当に安く値付けされていたり、もっと多くの人が買っていいはずなのに商品が認知されていない、といった状態を指します。どうすればそのゆがみに気付くことができるでしょうか。もっとも大切なのは、人々とは違うインプットを得ることです。

●リベラル・アーツとは、人間が自由になるための学問です。リベラル・アーツでは、人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般について学びます。

●成功した起業家に話を聞いてみると、自分が長年興味と感心を抱いていた何かに心から打ち込んでいるうちに、たまたま現在の状況につながったというケースが多いことに気付きます。

●社会に出てから本当に意味を持つのは、自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけなのです。

少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ本書を手に取って読んでみることをオススメします。

オリジナルバッグを販売しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

普段はOLやってます。仕事が楽しすぎて鳥になりそう。
週末は物書きしてます。新刊『ほっこりしたい人のための 週末、日本文化』アマゾンで購入可能です。
「暮らしに教養の深みと愉しみを」をモットーに、記事を執筆しています。

目次
閉じる