私は、たくさんの人に生かされている。旅人は、私の一生の師である。

私は以前、『実家の太いお嬢様への嫉妬を、いよいよ手放すときがきた』という本を出版した。

その本で、「私は10年間、親のポケットマネーで世界旅行に行ったお嬢様に嫉妬していた」という話を書いた。

私はずっと、世界を旅したかった。

これまでの理由は、簡単に言ってしまえば、「自分に箔をつけるため」だった。

自分が訪れた国の数でマウントを取るだとか、

どれだけの世界遺産を巡れたかとか、

セレブごっこをしてリゾート地のキラキラな写真を撮影し、SNSに投稿して承認欲求を満たすとか。

そういうやつをやりたかった。

その一方で、私は自分のビジネスを拡大していくために、

メンターないしはメンタルコーチのような人物を探していた。

そういうわけで、何度か、ココナラを使って何人かのなんちゃらコンサルみたいな人と、

お試しセッションをした。

でも、全員、あまりにもビミョーだったwwww

中身スッカスカというか、ペラッペラというか。

「へー、こういう感じの人が、なんちゃらコンサルタントを名乗ってマネタイズしてるんだ~」という学びにはなったけど。

そういうわけで、私は長い間、メンターを探すのを辞めていた。

そんな折、たまたま、ある旅人の存在を知った。

今思えば、彼は、私の一生の先生であり、私にとってのメンターだと思う。

メンターというのは、誰でもいいと思う。

渋沢栄一でもいいし、坂本龍馬でもいい。

私はたまたま、ご存命の方だっただけ。

私は彼の作品を通して、本当にたくさんのことを教わった。

本当に、恩返しをしてもしきれないくらい。

なのに、私は、恩をあだで返してしまった。しかも2回も。

20代の頃は、祇園でホステスをしていたこともあり、自分の肝臓はザルだと思ってた。

でも最近は、なんかすごく、お酒に「吞まれてしまう」。

私は泥酔の末、2回も、その恩師である旅人に対して失礼な態度をとってしまった。

甘えることや愛情表現というのは、大切な人を傷つけることとは違う。

私はもう、お酒は辞めようと思う。




私は幼少期に随分と悲惨な地獄絵図を経験してきたということもあり、

大学時代や20代の頃は、「自分は一人で自立して、強く生きているんだ」という自負があった。

誰にも頼らないことを、強さだと思っていた。

でも、自分の事業を進めていく中で、「自分は一人で生きているわけではないな」ということに気付き始めた。

KDPのチームもそうだし、出版社さん、私の本の表紙デザインを手掛けてくださるデザイナーさん、

私の本を置いてくださる本屋さんなど、

私が自分の事業を進めたり、自己実現を果たしていくなかで、たくさんの方々に支えられてきた。

そして、旅人という、一生の師との出会いもそう。

私は常に、真実と本質を見極めたいと思っていて、

それで、周りから見ればちょっと変わってるかもしれないし、気難しさも多少あるかもしれない。

だから、「ココナラで安いから」とか、そういう、「誰でもいいってわけじゃない」ご縁が多かった。

繋がり続けてくださる方とのご縁は、本当に大切にしていきたい。

話を戻すと、私はいつか、世界を旅したい。

でも、その理由は、以前とは違う。

その理由は、もちろん世界を知りたいからというのもある。

それと共に、私は、世界中の人と、幸せや豊かさを分かち合いたいと思った。

私は一生の師と出会えて、それだけでもう十分幸せなんだと思う。

旅人と出会う前は、「不労所得によって自分だけお金持ちになって、いかにキラキラな写真をSNSに投稿して、承認欲求を満たして優越感に浸ることができるか」が豊かさの象徴だと思ってた。

でも、全然違った。

本当の幸せや豊かさを分かち合うために、私は世界を旅したい。

執筆者:山本和華子

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