映画と文芸– category –
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小泉文夫著『音楽の根源にあるもの』要約 「音」そのものを楽しみ、「音」と共に生きていくということ
●イランの物売りには詩情がある。どれだけ素晴らしい花園から採れた果物か、はたまた夢のように甘美な味わいか、と思わせる声をあげる。 ●「サワリ」とは、三味線や琵琶のような弦楽器で、弾いた弦が振動して棹の一部に触れる現象で、しびれるような雑音が... -
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岩井俊二監督『リリィ・シュシュのすべて』のあらすじ、解説と考察 リアルな陰鬱さが生々しく描写されていく、澱みと映像美の世界
『リリィ・シュシュのすべて』は、2001年に公開された、日本の映画です。 監督 岩井俊二 出演 市原隼人、蒼井優、伊藤歩ほか 田園が美しいある地方都市。中学二年の蓮見雄一(市原隼人)は、かつての親友、星野(忍成修吾)にいじめられ、 窒息しそうな... -
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小川洋子『海』あらすじと感想 不思議、そして心温まる7つの物語
『海』は、2006年に刊行された、小川洋子の短編集です。 7編の短編と、自身の著作へのインタビューが掲載されています。 海 結婚の承諾を得るために泉さんの実家を訪れた、僕。 彼女の弟の部屋に泊まることになった僕は、そこで彼の不思議な演奏を聴くと... -
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ヌーヴェル・ヴァーグ映画『気狂いピエロ』のあらすじ、解説と考察 ペダンティックで孤高、斜に構えて社会の外側で生きる男と、本当は「ただ生きたい」とのみ願う純粋な女の物語
『気狂いピエロ』は、1965年に公開された、フランスの映画です。 監督は、ジャン=リュック・ゴダール 出演 ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナほか パリで金持ちの妻との生活に辟易している男、フェルディナン。 偶然ベビーシッターにやって... -
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江國香織『シェニール織とか黄肉のメロンとか』あらすじと感想 誤解を楽しみ、そしてその誤解を解く楽しさも味わってしまう「私たち」の物語
地元の小さな書店にて、書店員さんに声をかけた。 「あの、あのなんていうタイトルだったかな、なんか、オシャレなタイトルの、江國香織の小説なんですけど、探してます」 ちゃんと調べとけよ、と思うのだが、色んな単語を覚えることが苦手な私は、結局読... -
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映画「レオン 完全版」のあらすじ、解説と考察 マチルダの圧倒的可愛さとレオンの純朴さ
『レオン』は、1994年に公開された、フランスとアメリカの合作映画です。 監督 リュック・ベッソン 出演 ジャン・レノ ナタリー・ポートマン ほか ニューヨークを舞台に、孤独な殺し屋と、麻薬密売組織に家族を殺された少女の交流と復讐の戦いを描いて... -
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パウロ・コエーリョ著『アルケミスト』の名言集 私たちはみんな錬金術師であるということ
はいみなさんこんにちは。 パウロ・コエーリョという方が記した世界的名著、『アルケミスト』を読んで、気になった箇所をまとめてみました。 ●自分の運命を実現することは、人間の唯一の責任である。 ●人生に起こるすべてが前兆である。 ●自分の運命の実現... -
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中村天風著『運命を拓く』の要約
【著者、中村天風の経歴】 明治9年、東京に生まれる 日露戦争のとき、満州で活躍 帰国後、肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴 その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服 帰国後、「心身統一法... -
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ティム・インゴルド著 『メイキング 人類学・考古学・芸術・建築』 内容の要約とレビュー ~人が何かをつくることの本質とは~
第一章 グレゴリー・ベイトソン「二次学習」・・・世界についての事実を暗記することを目的としない。自然から学べるようになることを重視する。世界自体が学習の場となる。 考えることとつくることの関係 現在生じていることと世界との関係を調整する→応...
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