映画と文芸– category –
-
映画と文芸
マイノリティで夢見がちな私たちの、推し活と欲望と愛と性について ~芥川賞作家・市川沙央著『ハンチバック』を読んで~
芥川賞作品を読むのは、中学生のとき以来だ。 私が中学生のとき、綿矢りささんと金原ひとみさんが芥川賞を受賞し、世間を騒がせていた。 綿矢りささんの『蹴りたい背中』を読んだ私は、厚かましくも、彼女に嫉妬した。 こんなに細やかな表現を、言葉で綴る... -
映画と文芸
岩井俊二監督『リリィ・シュシュのすべて』のあらすじ、解説と考察 リアルな陰鬱さが生々しく描写されていく、澱みと映像美の世界
『リリィ・シュシュのすべて』は、2001年に公開された、日本の映画です。 監督 岩井俊二 出演 市原隼人、蒼井優、伊藤歩ほか 田園が美しいある地方都市。中学二年の蓮見雄一(市原隼人)は、かつての親友、星野(忍成修吾)にいじめられ、 窒息しそうな... -
映画と文芸
小川洋子『海』あらすじと感想 不思議、そして心温まる7つの物語
『海』は、2006年に刊行された、小川洋子の短編集です。 7編の短編と、自身の著作へのインタビューが掲載されています。 海 結婚の承諾を得るために泉さんの実家を訪れた、僕。 彼女の弟の部屋に泊まることになった僕は、そこで彼の不思議な演奏を聴くと... -
映画と文芸
ヌーヴェル・ヴァーグ映画『気狂いピエロ』のあらすじ、解説と考察 ペダンティックで孤高、斜に構えて社会の外側で生きる男と、本当は「ただ生きたい」とのみ願う純粋な女の物語
『気狂いピエロ』は、1965年に公開された、フランスの映画です。 監督は、ジャン=リュック・ゴダール 出演 ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナほか パリで金持ちの妻との生活に辟易している男、フェルディナン。 偶然ベビーシッターにやって... -
映画と文芸
江國香織『シェニール織とか黄肉のメロンとか』あらすじと感想 誤解を楽しみ、そしてその誤解を解く楽しさも味わってしまう「私たち」の物語
地元の小さな書店にて、書店員さんに声をかけた。 「あの、あのなんていうタイトルだったかな、なんか、オシャレなタイトルの、江國香織の小説なんですけど、探してます」 ちゃんと調べとけよ、と思うのだが、色んな単語を覚えることが苦手な私は、結局読... -
映画と文芸
映画「レオン 完全版」のあらすじ、解説と考察 マチルダの圧倒的可愛さとレオンの純朴さ
『レオン』は、1994年に公開された、フランスとアメリカの合作映画です。 監督 リュック・ベッソン 出演 ジャン・レノ ナタリー・ポートマン ほか ニューヨークを舞台に、孤独な殺し屋と、麻薬密売組織に家族を殺された少女の交流と復讐の戦いを描いて... -
映画と文芸
親や社会を恨む心を手放して、豊かに稼いで幸せに生きる方法 ~渋沢栄一著『論語と算盤』から学んだこと~
はいみなさんこんにちは。 私はかつて、親や社会を恨んでいました。 毎日つらいことを、親や社会のせいにしていました。 しかし、渋沢栄一の『論語と算盤』を読み、人生が一変しました。 今日はそんなお話を書いていこうと思います。 私が渋沢栄一から学ん... -
映画と文芸
パウロ・コエーリョ著『アルケミスト』の名言集 私たちはみんな錬金術師であるということ
はいみなさんこんにちは。 パウロ・コエーリョという方が記した世界的名著、『アルケミスト』を読んで、気になった箇所をまとめてみました。 ●自分の運命を実現することは、人間の唯一の責任である。 ●人生に起こるすべてが前兆である。 ●自分の運命の実現... -
映画と文芸
中村天風著『運命を拓く』の要約
【著者、中村天風の経歴】 明治9年、東京に生まれる 日露戦争のとき、満州で活躍 帰国後、肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴 その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服 帰国後、「心身統一法... -
映画と文芸
【哲学入門、コナトゥスとは?】國分功一郎著『はじめてのスピノザ』要約
はいみなさんこんにちは。今日は、國分功一郎著『はじめてのスピノザ』を要約していきたいと思います。 スピノザは、17世紀のオランダに生きた哲学者です。 スピノザが生きていたヨーロッパの17世紀というのは、歴史上の大きな転換点でした。 デカルトが近...
12