ある旅人の話– category –
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ある旅人の話
窮屈な社会で、優しい人間で居続けられるということ
私はまったく優しい人間ではない。 私は自分の人生の中で、一度たりとも優しい人間になろうと思ったことがない。 みんな私を「のけ者」にしてきたのに、なんで優しくしなきゃいけないんやと思って生きてきた。 私は局所的に、人生を数寄の世界に振り切って... -
ある旅人の話
当たり前じゃない関係と毎日を、更新していくということ
本当は私、このサイトで、 何度も何度も、ある旅人に対して、 ひどいことをたくさん書いては削除を繰り返してきた。 自分が傷つきたくないからって 自分から何度も何度も裏切ってきた。 でも翌日になれば、何事もなかったかのように、 私はしれっと穏やか... -
ある旅人の話
誰かを信じて生きていくということ
私は長い間、強がって生きてきて、 家族愛とかも知らないから、 誰のことも信じようとしてこなかった。 信じたら傷ついちゃうのもわかってるし。 でも本当は、誰かを信じる人生を知ってみたいと、ずっと思ってた。 人は、どんな人と出会えるかを選ぶことは... -
ある旅人の話
ある旅人の話
先日、ある旅人に会おうと思っていた。 でも、会えなかった。 チケットも買えなかった。 みんな会えているのに、なんで私だけ、会えないんだろう。 もしかしたら、これからずっと会えないのかもしれない。 会えないという宿命の中に生きているのかもしれな... -
ある旅人の話
人類が言語を獲得して5万年経過しても、未だに定義付けられていない概念は存在している
人類が言語を獲得して、5万年が経過しました。 5万年が経過しても、未だに定義付けられていない概念が存在することを、 私は今日、初めて知りました。 認知心理学ないしは知覚心理学の分野において「アフォーダンス」という概念があります。 アフォーダン... -
ある旅人の話
「なんにもない」と思うのは、私の偏見でしかなかった
誰の言葉が自分の心に刺さるのかは、 自分の生きてきた形跡とか、心の傷とか、自分なりの人生哲学や生きる姿勢とか、 そういうものが影響してくるんだと思う。 全員、同じ人生を歩んでいるわけではないし、育ちも違う。 私は、以前たまたま知った、ある旅... -
ある旅人の話
円空、空也上人、一遍上人と、仏教の教え「色即是空」について ~すべては世界に遍在しているということ~
円空 円空とは、江戸時代の修験者・仏師です。 円空は、日本中を遊行しながら、訪れた土地で仏像を彫り続けて一生を全うしました。 円空が仏門に入った理由は、「自然」と「生活」の中で信仰を深めるためでした。 円空の仏門の道は、教義よりも生きた実践... -
ある旅人の話
劣等感、コンプレックス、社会への恨みを手放して、世界を愛していくということ
ただ愛されたくて、自分に自信を持ちたくて、多額の借金をドブに捨ててきた 私は以前、『実家の太いお嬢様への嫉妬を、いよいよ手放すときがきた』という本を出版しました。 私の人生の大半は、劣等感やコンプレックスを解消して、ただ愛されたくて、 多額... -
ある旅人の話
人類は、何のために「芸術」と「創造性」を手に入れたのだろうか ~円環世界で、人さまと反響・共鳴し合いながら生きていくということ~
ヒトは、他の生物と違い、なぜ芸術や創造性を自分たちの生活に取り入れたのでしょうか。 ①意味を求める 人間は、「なぜ生きているのか」「自分は何者なのか」という問いに応えられるような、 強度の高い「意味」を構築することで生き延びてきました。 その... -
ある旅人の話
人生の旅を続けるということ
私は以前、『歴史をたどる、プチ旅行』という本を出版しました。 リンク 私は旅が好きです。 20代前半の頃は、旅行先のキラキラした写真を撮影して、SNSに投稿して承認欲求を満たすために旅行をしていましたが、 早々に、それには飽き足らなくなりました。...