ある旅人の話– category –
-
幼少期に切り捨てたものを、再び拾い上げるということ
茶沢景子とは、映画『ヒミズ』に出てくる登場人物である。 夢は、心から愛する人と守り守られ楽しく過ごすこと。 両親から「要らない」と言われながらも生きている。 住田くんのことが大好きで、住田語録を紙に書いて部屋中に張っている。 住田くんからは... -
ときどき、心がヒリヒリ、苦しいときもある
バロック時代の彫刻家に、ベルニーニがいます。 ベルニーニの作品は、光と闇のコントラストが絶妙に表現されています。 人は、光だけでは奥行きのある芸術を創り出すことはできません。 私は元々、マイノリティとして生まれた、というお話は以前にも書きま... -
人の痛みを知ること、本質的な優しさのこと
推しの好きなところ、むちゃたくさんある 以前、私はある旅人の存在を知ったというお話をしました。 彼の好きなところはたくさんあります。 与えられた切り札を元に、自分で自分の人生を切り開いてきたところとか、 学歴や職歴のような「装飾」を一切武器... -
クリエイターとしてプライドを持って作品を創り上げるということ
今日も書きなぐりのメモ。 スナフキン(というかムーミン)の生みの親であるトーベ・ヤンソンさんは、 「私は自分の描きたいものを描きたい。世間から求めているからこれを描こうというインセンティブで作品は作らない。」 というようなことを仰っていたよ... -
マイノリティで夢見がちな私たちの、推し活と欲望と愛と性について ~芥川賞作家・市川沙央著『ハンチバック』を読んで~
芥川賞作品を読むのは、中学生のとき以来だ。 私が中学生のとき、綿矢りささんと金原ひとみさんが芥川賞を受賞し、世間を騒がせていた。 綿矢りささんの『蹴りたい背中』を読んだ私は、厚かましくも、彼女に嫉妬した。 こんなに細やかな表現を、言葉で綴る... -
私の生きる希望は、いとも簡単に、たった一つに収斂してしまった
私は物書きの端くれとして マーケティングを学ぶこともあった。 ただし私ははじめからマス(大衆)を取りにいこうとは思っておらず 「医者の娘や地主の娘と互角に恋愛市場で戦える価値」を創出するために 自分の商品(書籍)を形作ってきたと思う。 私の、... -
この人を、私は一生涯において愛し貫きたいと思う
まだ出会っていませんが、 いつか、「この人を一生涯において愛し貫きたい」と思う人と出会えたら、 その人が、ハーバード大学を首席で卒業したとか、 外資系金融に勤めて年収なんちゃら万円とか、 チャンネル登録者数なんちゃら万人の有名ユーチューバー... -
「この人の心に私の存在すべて、残りたい」と思える人に、出会うということ
作家として今、考えていること。 作家活動を始めて3年目。 本当に色んなことがありました。 紙の本を出版する喜び。自分の本を手に取る喜び。 好きなことを通して社会と繋がっていける喜び。 印税をいただける喜び。 プロのデザイナーさんに表紙を作成して... -
瀧本哲史先生と、チェ・ゲバラについて ~バトンを受け取る私たちが次の世界を創っていくということ~
はいみなさんこんにちは。 先日、ある方の存在を知って、非常に感銘と衝撃を受けたと同時に、 「私の今までの人生って、一体何だったんだ」と己を振り返っては落ち込んだりもしていました。 その方を通じてチェ・ゲバラのことを思い出し、今日は少し、チェ...
12