【原始仏教】仏教の一番古い教えのひとつ「ダンマパダ」とは? ブッダは何を伝えたかったのだろうか?わかりやすく解説

ダンマパダとは、原始仏教「パーリ仏典」のひとつです。

ダンマパダは、ブッダ自身が話したと言われている古代マガダ語に近い言語で編さんされました。

ちなみに「パーリ仏典」の内容には「スッタニパータ」もあり、そちらも有名です。

ダンマパダの内容には、漢詩に通じる言葉がいくつもあります。

実際にダンマパダを読むと、これは寒山の詩のようだとか、これは李白の詩のようだとか、これは王維の詩のようだとか、古代中国のポエマーを彷彿とさせるような内容のものがいくつもありました。

古代中国人、とくに唐代や六朝時代の人々は、かなりダンマパダを読み込んでいたのかなと思いました。

それでは具体的に、ダンマパダの言葉に触れてみましょう。

目次

第八章 千という数にちなんで

戦場において

百万の敵に勝つよりも

己一人にうち克つ人こそ

じつに最上の勝者である。

自己にうち克つことは

他人に勝つことよりもすぐれている。

第十五章 幸せ

健康は最高の財であり

充足は最高の富であり

信頼できる人は最高の友であり

安らぎは最高の幸せである。

孤独の味

静寂の味を知ったならば

恐れも、けがれもなく

真理の喜びを味わうことができる。

第十六章 愛しきもの

久しく旅に出ていた人が

遠方から無事に帰って来たならば

親戚、友人、親友たちから

祝福して迎え入れられる。

そのように、善い行いをした人が

この世からあの世に行ったならば

善い行いの果報により

迎え入れられる。

【参考文献】

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