劣等感、コンプレックス、社会への恨みを手放して、世界を愛していくということ

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ただ愛されたくて、自分に自信を持ちたくて、多額の借金をドブに捨ててきた

私は以前、『実家の太いお嬢様への嫉妬を、いよいよ手放すときがきた』という本を出版しました。

私の人生の大半は、劣等感やコンプレックスを解消して、ただ愛されたくて、

多額の借金をドブに捨ててきた人生だったと思います。

愛されるには、自分に価値を築いていかなきゃいけない。

恋愛市場で選ばれるには、価値のある女にならなきゃいけない。

自己価値や自信をお金で買おうとしていた。でも、購入したものは全部ゴミクズだった。

何も手元に残らなかったし、何者にもなれなかった。

私はまだ、人生のスタート地点にすら立てていないのかもしれません。

多額の借金をドブに捨てて分かったことは、一つだけだった

私はこれまでの人生、本当の意味で幸せになりたかったのだろうか、

誰かに愛されたくて学歴や職歴などのアクセサリーを飾り付けたかったのだろうか。

アクセサリーを着飾ったところで、私は幸せになれたのだろうか。

私は多額の借金をドブに捨てて分かったことはただ一つ、

「自分は大好きな人に愛される資格があるんだ」と思える自信や、

「自分は世界で一番、大好きな人を愛せる存在なんだ」と思える自信というのは、

お金では買えない、ということだけだった。

すべてが報われたかった

社会は敵だと思ってたし、ずっと恨んでた。

人を恨み、社会を恨み、すべてを敵視して、自信をお金で買おうとして、

本当に、私は、業の深い人生だったと思う。

私は、観光ガイドにさえなれば、何者かにさえなれたらすべて報われるし、

肩書きがすなわち自己価値となるし、自分に自信を持てるだろうと思っていた。

でも、「〇〇にさえなれればすべて報われるはず」と思っているうちは、

永遠にそんな日は来ない。

転機が訪れる

そんな、「観光ガイドになりたい(何者かになって自信をつけて愛される女になりたい)」と思いながら、

厭世的で、退廃的で、虚無的で、世の中を斜に構えるだけのクサクサした日常を送っていた私にも、

転機が訪れました。

2021年から、kindle出版で紙の本を出版することができるようになりました。

そういうわけで私は、作家活動を始めるようになります。

作家活動は、「何者かになってやるぞ!」というよりはどちらかというと、息をするようにやっている感じ。

いつもやってきたことの延長線という感じです。

作家活動を始めてからは、ずいぶんと自分に見えている世界が変わりました。

社会はニュートラルだし、全然敵じゃない。

そういえば私は、自分に学歴や職歴などのアクセサリーを飾り付けるために、

社会からもらうことばかり考えていたな、ということに気付きます。

社会に与える、という視点がなかった。

そして、私は、愛されたいばかりで、

誰かを愛したことなんて一度たりともなかったな、ということにも気付きました。

量産性のファッションアクセサリー

ブランド大学を卒業するとか、留学に行くとかっていうのは、究極、「量産性のアクセサリー」でしかない。

そういう、量産性のアクセサリーを飾り付けて、それを「自分の武器・魅力」だと自負して、

恋愛市場で戦って結婚とかしちゃうと、旦那さまから一生、

「ファッションの女」「アクセサリーの女」として見られる可能性が高くなる。

「俺の奥さん、どこどこ大卒なんだよね~」っていう、量産性のマウンティングブランドファッション。

何が自分の本質的な魅力なのかは、改めて解釈しなおす必要がある。

王子様を発見する

また王子様の話かよ~~~~!!!

はいそうです。

私は、

「こういう男性と出会いたい」とかいうような条件とか、

理想の男性の項目とか、そういう打算的な欲望ではなく、

たまたま、運よく、偶然に、もしくは必然に、ものすごい王子様を発見した、という感じでした。

私が「何者かになる」ことにこだわって生きていたときは、

自分の心のアンテナが王子様の作品に反応しなかったと思う。

神さまは喋らない。でも、お導きは、してくださる。

私が人生の方向転換をして、生き方を変えて、息をするように言葉を綴り続けて、

初めてこの世界で、王子様を発見できた。

生き方を変えて、見える世界が変わると、出会う人も変わる。

これから、少しずつだけど、私は、世界を愛していこうと思う。

執筆者:山本和華子

【本を出版しました】

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