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今日は、ヴァイオリニスト高木凛々子さんの『Ririko Brillante -凜々子ブリランテ-』を聴いていきたいと思います。
ヴィエニャフスキ 創作主題による変奏曲 作品15
ヴィエニャフスキ、初めて名前聞きました。
ヴィエニャフスキは、19世紀ポーランドのヴァイオリニスト、作曲家です。
彼の作品は、ヴァイオリンの技巧的な可能性を極限まで追求しつつ、
彼の故郷であるポーランドの民族音楽に深く根差した、豊かなスラヴ的情緒が融合しています。
この曲は、最初は「厳しさ」の印象を持つ、短調のヴァイオリンのソロで始まります。
その後、ピアノが加わってからは、「憂い」や「哀しみ」の印象を持つ短調に曲調が変化します。
その後、うららかな春を連想させるような、軽やかなメロディーとなります。
そして、おそらくヴィエニャフスキの腕の見せ所だったであろう、超絶技巧の嵐が登場します。
当時はパガニーニもいたし(少し年代は違うけど)、そういう超絶技巧が流行っていたのかもしれませんね。
私は専門用語とかはわかりませんけれども、よく聴いてみると、
ピチカートと、普通に弓を弾く演奏を同時にやっていて、あれはどうやっているんだろうかと思いました。

バルトーク ルーマニア民族舞曲
バルトークは、19世紀ハンガリーを代表する作曲家・民族音楽研究家です。
バルトークの作品は、東欧の民族音楽と西洋クラシック音楽の融合により、独自の音楽世界を築き上げました。
彼は、東欧からアフリカまで足を運んで民謡の収集と分析を行うことで、民族音楽学の礎を築きました。
「ルーマニア民族舞曲」は、バルトークが当時の原始的な録音機材を持参し、農民たちの歌や音楽を録音したうちの、6つの舞曲をまとめたものです。
星の数ほど存在しているクラシック音楽作品の中でも、私は個人的にこの曲が好きです。
改めてこの曲について調べてみると、この5分程度の1曲に6つの舞曲がまとめられていることを知り、驚きました。
その6つの中で言えば特に、第4曲の「プチュムの踊り」が好きです。
東欧の異国情緒たっぷりの、妖しさすらも感じられる舞踏曲です。
擦弦楽器(ヴァイオリン)のはずなのに、笛の音色のようにも聴こえます。

ヴァージャ・アザラシヴィリ ノクターン
アザラシ? え?
違います。「アザラシヴィリ」という人の名前です。
ヴァージャ・アザラシヴィリ(1936 – 2024)は、旧ソ連時代のジョージアを代表する作曲家です。
つい最近までご存命だったのですね。
ジョージアといえば、コーカサス地方の国の一つですね。
彼の音楽は、旧ソ連的なクラシックの形式美と、ジョージア固有の民族的感性が融合していることが特徴です。
「ノクターン」はシンプルでありながら、心に深く残る大らかなメロディーです。
ロシアのラフマニノフやチャイコフスキーの、甘々切ないメロディーと少し似ている感じもあります。
執筆者:山本和華子
