日本の治安維持法と民主主義、そしてオランダの安楽死の合法化について

はいみなさんこんにちは。

今日は、日本の治安維持法と民主主義、そしてオランダの安楽死の合法化について解説していきます。

※私は以前より、吉田茂や白洲次郎、田中角栄などの日本の政治家が好きで、
そもそも日本という国が好きであるという立場から、治安維持法について解説します。
というか、自分の国がもっと良い国になったらいいなと思い、この記事を書いています。

目次

治安維持法とは

「治安維持法」とは、1925年に制定され、1945年に廃止された法律です。

社会の秩序や安全が保たれている状態を維持するためと称し、

社会主義運動などを取り締まる目的で作られた法律です。

当時の日本では、経済格差が広がっていました。

労働環境や賃金などに不満を持つ労働者が増え、

労働者の権利を守ることを目的としたさまざまな団体が結成されていました。

政府は、労働者による活動の活発化、ロシア革命に伴う社会主義国家の誕生により、

日本国内に社会主義が広まることを恐れました。

普通選挙の実施と治安維持法の改正

1928年、日本で初めて普通選挙が行われました。

その結果、社会主義政党の議員が8名当選し、内閣は危機感を抱きました。

この結果が、社会主義の台頭を抑えるための治安維持法の改正(強化)に繋がりました。

普通選挙実施直後、全国で約1600人の日本共産党員が検挙されました(三・一五事件)

また、特高(とっこう、特別高等警察、戦前に存在した秘密警察のこと)による、

過酷な拷問により獄死した人も少なくありませんでした。

そして1945年、第二次世界大戦の終戦と共に、治安維持法は廃止されました。

ここから分かることは、現代を生きる私たちは、自分たちの住む国をもっと住みやすくしていくために、

自分なりに世の中について学び続け、自分なりの意見を持ち、

そしてその意見が、外圧によって消されないような社会を作っていかなければならないわけです。

オランダの民主主義と安楽死合法化について

次に、「民主主義を介して、私たちがより住みやすい国を作っていく」ことについて考えていきたいと思います。

そもそも民主主義という制度は古代ギリシャが起源で、その後は西ヨーロッパを中心に発展していきました。

そういうわけで、現在において、西ヨーロッパの民主主義の中身と、

東洋の儒教圏の民主主義の中身というのは、随分と異なるのではないか、と私は考えています。

民主主義というのは、要するに「多数決の原理」のことです。

オランダでは現在、安楽死が合法ですが、日本ではまだ違法です。

日本において、「安楽死を合法化せよ」とのSNSデモがかなり盛り上がっているのも、私は知っています。

そもそもオランダというのは、

民主主義社会に必要な「自分で考えて自分の意見を発言する」という文化的土壌が育っています。

だからこそ、その上で、「自分で考えて、自分の意志で安楽死を決定する」ということが可能なのです。

儒教文化という空気感や外圧に押されて、

やむなく安楽死を叫ばなくてはならない日本の文化的地盤とは大きく異なるのです。

日本が安楽死を合法化させる前にまずやるべきこと

日本において、安楽死を合法化させる前に、やるべきことはたくさんあると思います。

まず、やむなく安楽死を望まなくてはならない層の人々が、

「生きていてもいいんだ」とか「日常に幸せを感じられる」と思える社会を

作っていくべきだと、私は考えています。

執筆者:山本和華子

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