【兵庫県おすすめ観光スポット】日本で初の世界遺産、姫路城に行ってきました

兵庫県は有馬温泉が全国的に知られています。また、兵庫県の神戸には明治時代、神戸港が開港したことで、西洋文化の窓口となりました。

また、兵庫県は、摂津国、丹波国、但馬国、播磨国、淡路国の旧五国から成立した歴史的経緯があります。このうちの播磨国の高砂の浦と、阿波国(現在の徳島県)の住吉の松は「相生の松」と表現され、夫婦和合の象徴として、能の演目『高砂(たかさご)』で謡われています。この高砂は、世界的にも有名な演目として知られています。

また兵庫県は、平安時代の長編小説、『源氏物語』に出てくる須磨・明石の地でもあります。光源氏が都を追われて須磨・明石で過ごし、明石の君と出会う章は、日本文学でも特に美しい心情描写として親しまれています。

 兵庫県には、姫路城があります。姫路城は1993年、奈良県の法隆寺とともに日本で初の世界文化遺産となりました。

 しらさぎが羽根を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれており、白漆喰の鮮やかな白の城壁が特徴です。

姫路城の建築は、防御力・機能性・美意識が一体となっています。姫路城は、天守群を中心に櫓、門、土塀等の建築物や石垣、堀などの土木建築物が良好に保存されていることが特徴で、城郭建築の最盛期の技術の粋を集めて建築され、日本の木造建築のなかでも美的完成度が極めて優れていることが評価されています。

壁には小さな穴(狭間、さま)があり、そこから矢や鉄砲を撃つことができます。長方形の狭間は矢狭間と呼ばれ、攻撃角度を広くするため長方形とする必要がありました。そのほかの方形・円形・三角形は鉄砲狭間と呼ばれます。

執筆者:山本和華子

【本を出版しました】

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