私にしか書けない言葉、私にしかできないビジネスというものがある

世の中には、万人にも理解ができる、分かりやすい苦しみもあれば、

万人には理解することが難しい苦しみもある。

「自分の苦しみを万人に分かってもらおう」と期待すること自体、愚かな考えだったと、

最近は思うようになった。

例えば、「塾に通いつめて受験勉強」は、日本国内ではメジャーな苦しみで、

共有や共感もしやすく、さらにその先には大きな収穫も期待できる。

羨ましい悩みだなとずっと思っていた。




ビジネスというのは、誰かの問題解決のためにある。

だから、教育ビジネスはずっと潤い続けることができる。

顧客、ターゲット、ペルソナの人口がそもそも多い。

翻って、私のビジネス(作家活動)は、誰の問題や苦しみを解決できるのだろうか?

私のメッセージが届く層の人口はすごく少ないだろう。

それでも、0人じゃないから、私はメッセージを伝え続けて、

ビジネスを続けていく意義はあるのだろうと信じている。





マーケティングのお話になるが、ビジネスにおいて、「顧客が多いと見込めるプロダクトを作る」ことが重要であることは良く言われることである。

しかし、私のビジネスはたぶん、そこじゃない。

私の人生、困難だった過去をどんな風に乗り越えてきたか、自分で培ってきた処世術というのは、

他の誰にも経験してこなかった、代替不可能でかなり希少な苦しみだったと自分でも思うし、

その困難をどんな風に乗り越えてきたかを伝えることは、意義があるのかなと思う。





私は作家活動を続けていく中で、私の本を購入してくださる方や、

私のYoutubeチャンネルのチャンネル登録をしてくださる方がいて、嬉しく思う。

私は人に媚びたりしないし、循環取引まがいのおままごとビジネスをすることもない。

言いたいことはハッキリ言う。

私は自分のスタンスを変えないし、だからこそ見えてくる世の中や人間の本質があるわけだし、

だからこそ私にしか書けない言葉がある。

私は、万人受けするような分かりやすいライフハックは書かない。

でも、私のメッセージが刺さる人は実際にいらっしゃるし、刺さる人には深く刺さるのではないかと自負している。

私には私の「生き処」というものが最近ようやく分かってきた。

人生を続けていこうと思う。

執筆者:山本和華子

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