親も教師もみんな敵ばかりで
家にも社会にも居場所がない
私も18歳まではそうだった
友だちなんて一人もいなくていい
理解者もいなくていい
好きな色彩、好きな言葉、好きな音楽、なんでもいい
この世界にあるたくさんの中から
お気に入りのものを探すといい
そのお気に入りの色や音や言葉を介して
少しずつこの世界を好きになっていくといい
そうすることで
この世界にいても大丈夫だと思えるようになる
この世界に引っかけておく生きる碇(アンカー)を
ひとつずつ増やしていく
そうすると
ひとつ外れても、他で繋がれるから
義務教育までは
「世の中なんて糞まみれだな」とか
思ってもいいよ
でも
教師という公務員が知らない豊かな世界は
無限に広がっている
もし
「死にたい嵐の心」が収まって
気持ちが穏やかになれば
そのときは
自分が創り上げた「好き」の世界、
無限大の海へ
大きく航海していけばいい
執筆者:山本和華子
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