長生きするにつれて、
人は色んな「豊かさの型」とか「幸せの物差し」とかを自分に合わせてみて、
どれが自分にしっくりくるかって段々わかってくると思うんです。
自分は、「学歴や職歴のスペック」で幸せになれる人なのか、
「SNSのフォロワー数などの知名度」で幸せになれる人なのか、
「キラキラセレブライフを送る」ことで幸せになれるのか、
「有名人の妻であるというステータスを得る」ことで幸せになれるのか、
「秒速で1億稼ぐ」ことで幸せになれるのか。
それは人それぞれだと思います。
私は、「自分の知的好奇心を満たしながら、自分の言葉で世界を描写すること」ができれば幸せを感じます。
やっと、自分なりの「幸せの物差し」がわかるようになった。
長生きすることで、「ま~人と違う幸せの物差しだけどいっか~」の塩梅がわかってくる。

でも、未だに分からないことがある。
好きな人ができたとき、「恋愛市場で戦う場合に最強な武器(魅力)って、
やっぱりマジョリティ向けの分かりやすい武器なんだろうな~」ってめっちゃ思う。
見せびらかす武器というか、みんなにも分かる武器というか、そういう感じのやつ。
美人であるとか、知名度があるとか、数値で測定できるスペックを持っているとか、そういうやつ。
私はそういう分かりやすい武器を持っているわけではないので、最初から失恋することを選ぶ。
最初から、恋愛市場で戦おうと思えない。自信がない。
みんな、普通に恋愛とか結婚とかしていて、すごいなって思う。
みんな、なんで自分の武器(魅力)で、世界で一番大好きな人を愛せる自信があるんだろう。
私はそれが、できない。
執筆者:山本和華子
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【山本和華子のプロフィール】
山本和華子のプロフィール はじめまして。作家の山本和華子と申します。 私、山本和華子は現在、作家・写真家、小さな出版社「寒山社」の代表として活動しております。 …