【世界のお酒】シャルトリューズ エリクサー ヴェジェタル、ピュリニー・モンラッシェ、ロイヤルサルート21年、ヤドヴィガ、クール・ド・リヨン、シャトー・モンブスケ

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植物の霊薬 CHARTREUSE ELIXIR VEGETAL

シャルトリューズ。

カルトジオ会というカトリックの修道会に伝えられた、薬草系リキュールの銘酒です。

エリクサーの一種です。

エリクサーとは錬金術で、飲めば不老不死となることができると伝えられる霊薬、万能薬を言います。

伝承によると1605年にフランス王アンリ4世の愛妾、ガブリエル・デストレの兄であるフランソワ・デストレが、

カルトジオ会の修道院に伝えたと言われているそうです。

グランド・シャルトルーズに伝わったのは1735年で、やがて修道士が薬用として売り歩くようになったそうです。

私はその中でも、エリクシル・ヴェジェタルという、

植物の霊薬という意味を持つ、原初の製法に近い処方で作られるものをいただきました。

約130種の薬草、香草、花を原料として用いています。

角砂糖に数滴たらしていただきました。

ピュリニー・モンラッシェ

ピュリニー・モンラッシェという地域は、フランスはブルゴーニュの中心地、

質の高い白ワインを多く産出する「コート・ド・ボーヌ」に位置しています。

ちなみに南はシャサーニュ・モンラッシェという地域です。

ピュリニー・モンラッシェは、シュッとした、冬の夜の緊張感のような、引き締まった味でした。

ロイヤルサルート 21年

ロイヤルサルート21年は1953年6月、現英国女王エリザベス二世の戴冠式を祝して

つくられた特別なウイスキーなのだそうです。

「ロイヤルサルート」とは、英国海軍が、王室に敬意を表して撃ち鳴らす皇礼砲のことだそうです。

この時に空砲を21回鳴らすことから、シーバスブラザーズ社では、熟成年数『21』にこだわったそうです。

陶器製のボトルは、熟練した職人の手によるものだそうです。

陶器の色は、エリザベス2世の王冠の宝石の数々を象徴しています。

陶器の色は青以外に、ルビー、緑があります。

蜂蜜酒 ヤドヴィガ

蜂蜜酒、ヤドヴィガは、甘さもほのかで、とても飲みやすく美味しかったです。

ヤドヴィガはポーランドのお酒です。

蜂蜜酒は「ミード」と言われるのですが、ミードの歴史はワインやビールのそれをり古いそうで、1400年前から存在するそうです。

ルモルトン1970

ルモルトン・ヴュー・カルヴァドス。

カルヴァドスとは、フランスのノルマンディー地方で造られる、アップルブランデーです。

クール・ド・リヨン

このカルヴァドスは、「ペイ・ドージュ」という、

ごく限られた場所でしか栽培されてないリンゴを用いているそうです。

ちなみにクール・ド・リヨンとは、ライオン・ハート、「獅子の心」という意味なのだそうです。

POMME D’EVE

このお酒は、フランスのノルマンディー地方で造られています。

造り方は、リンゴの実が小さいときに、枝ごとボトルの中に差し込み、ボトルの中で実を育てるのです。

実が大きくなったときに枝から切り離し、ボトルにアルコール度数60%のカルヴァドスを入れて一ヶ月。

とても手間がかかっているそうです。

Chateau Monbousquet

モンブスケは、サンテミリオンの畑から採れるブドウを使って作られる赤ワインです。

サンテミリオン は、フランスのボルドーにあり、歴史地区は周辺の7つのコミューンの景観とともに、

「サン=テミリオン地域」の名でユネスコの世界遺産に登録されています。

ここのワインの味は、中世に盛んになった、

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の途上に立ち寄った旅人たちの間で評判となり、

優れたワインのひとつとして知られるようになったそうです。

ブドウ種は、メルロー60%、カベルネ・フラン30%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%です。

執筆者:山本和華子

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