奈良へおでかけ ~明日香村、薬師寺、大神神社、元興寺、興福寺、春日若宮おん祭り~

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石舞台古墳

石舞台古墳は、奈良県明日香村にある、古墳時代後期の古墳です。

元は土を盛りあげて作った墳丘で覆われていましたが、

その土が失われ、巨大な石を用いた横穴式石室が露出しています。

埋葬者は蘇我馬子が有力視されているそうです。

飛鳥寺

飛鳥寺は蘇我氏の氏寺で、日本最古の本格的寺院でもある法興寺の後身です。

本尊は「飛鳥大仏」と通称される釈迦如来で、開基は蘇我馬子です。

飛鳥寺には、大きな大仏があり、飛鳥大仏の通称で知られています。

1940年に重要文化財に指定されています。

飛鳥寺のほど近くに、蘇我氏の首塚があります。

春日大社

春日大社は、全国に約1000社ある春日神社の総本社です。

世界遺産に登録されています。

武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としています。

710年、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を

春日の御蓋山(みかさやま)に遷して祀り、

春日神と称したのに始まると言われています。

法隆寺

奈良県の法隆寺に行ってきました。

ここは聖徳太子ゆかりの寺院で、世界遺産に登録されています。

金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられます。

西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築群なのだそうです。

ペルシャの水差しのような形で、シルクロードを彷彿とさせました。

志賀直哉旧居

志賀直哉は、白樺派を代表する小説家のひとりとして数えられています。

彼の代表作は『暗夜行路』、『和解』、『小僧の神様』、『城の崎にて』です。

ここ旧居は、当時文人画家の集いの場となっていたらしく、高畑サロンとも呼ばれるそうです。

また、現在は、奈良文化女子短期大学のセミナーハウスとしても使用されているそうです。

薬師寺

薬師寺は法相宗の大本山で、南都七大寺のひとつに数えられます。

世界遺産に登録されています。

このお寺は680年、天武天皇の発願により、飛鳥の藤原京の地に造営が開始され、

平城遷都後の8世紀初めに現在地の西ノ京に移転したものなのだそうです。

天武天皇の皇后さんの、病気平癒を祈願して建てられたものだそうです。

大神神社

大神神社は、神武東征以前より纏向一帯に勢力を持った磯城彦が崇敬し、

代々族長によって磐座祭祀が営まれた日本最古の神社の一つなんだそうです。

三輪山そのものを神体(神体山)とし、

本殿をもたず、三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残しています。

元興寺

元興寺は南都七大寺の1つに数えられる寺院で、世界遺産に登録されています。

上の写真は極楽坊本堂といって、国宝です。

ちなみに南都七大寺とは、

奈良時代に平城京及びにその周辺に存在し、朝廷の保護を受けた7つの大寺を指します。

元興寺は、蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院です。

平城宮

平城宮は、1998年に「都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。

上の写真は、第一次大極殿です。

741年まで使われていた大極殿で、天皇の即位の儀式や元旦の朝賀などが催された重要な場所でした。

天武天皇、持統天皇陵

奈良県明日香村にある、天武天皇、持統天皇陵。

東大寺

東大寺は世界遺産に登録されています。

東大寺の周囲には鹿で有名な奈良公園、阿修羅や五重塔など国宝目白押しの興福寺、春日大社などがあります。

もともと東大寺は、奈良時代に聖武天皇が仏教の教えを広めるため、また、国を守るために建てられました。

「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏を本尊としています。

大仏様建築の南大門は、国宝として知られています。

東大寺の中にある二月堂(ここも国宝)からの眺めがとても素敵でした。

箸墓古墳

箸墓古墳は纒向古墳群の一つで、

宮内庁により第7代孝霊天皇皇女の

倭迹迹日百襲姫命の墓に治定されています。

阿修羅像 興福寺

興福寺は、南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院で、南都七大寺の一つに数えられます。

藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等(ふひと)ゆかりの寺院で、

藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇ったそうです。

世界遺産に登録されています。

日本全国にある阿修羅の像は、たいてい怒りの表情をしていますが、

興福寺にある阿修羅像は、なんともいえない表情をしています。

春日若宮おん祭

春日若宮おん祭は、春日大社の摂社である若宮神社の祭祀として、奈良公園周辺で毎年12月に行われるものです。

1136年に関白藤原忠通によって始められてから、約870年にわたり一度も途切れることなく開催されています。

おん祭で奉納される奉納芸能は、1979年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

上の写真は、細男(せいのお)です。

執筆者:山本和華子

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