理不尽さや逆境を乗り越える機会というのは、一周まわってラッキーだったのかもしれない

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自分が自分に対して思っている自己イメージと、他者が自分に対して評価しているイメージは違うらしい

Youtubeで、ホリエモンこと堀江貴文さんが、「僕がライブドアの社長だったとき、これじゃダメだ、もっと頑張らないと、もっと上にいかないと、というハングリー精神で毎日仕事していた。そしたらメディアから、「堀江は金の亡者だ」とかなんとか叩かれるようになってついには逮捕されるまでになってしまった」と言っていて、大変に同意してしまった。

私はあんまり堀江さんのことは知らないけれど、私も常々、己のハングリー精神をエネルギーにして「これじゃダメだ、もっと頑張らないと」ってずっと思ってきた類の人間であり、そうやって自分の人生軸に対して真摯に向き合って毎日突き進んでいるだけなのに、他者から謎の嫉妬をされてきたことも多かった。

いやいやいや(笑) 私に嫉妬するくらいなら、親のスネで世界旅行に行くような資産家の娘や、働かずともぬくぬく実家で暮らしていける地主の娘とかに嫉妬してほしい。嫉妬する対象違うやん。

私はそういう、「人生における問い」や「渇望感」、「理不尽な社会」を知らなくてもいいような、親のお金で全部解決できるような、何も考えなくても生きていけちゃうお嬢様に嫉妬する。これはたぶん、一生の私の人生の課題なんだろうと思う。

話を戻すと、おそらくだけど、「ハングリー精神をエネルギーにして、これじゃあダメだ、もっと頑張らないと」と思っている人や、「自分の得意なことに集中して、自分の人生軸に忠実に生きる人」というのは、往々にして誤解されやすいのだろうと思う。

理不尽さや逆境を乗り越える機会というのは、一周まわってラッキーだったのかもしれない

さて。

人間は、生まれてきた時点では何かしらの不平等を抱えているのだそうだ。

しかし、時間が経つにつれ、それらの不平等は減っていく。

時間の流れの中で、その人が経験し、積み上げてきたことが、自分の生き方に反映されるようになってくることがその理由なのだそうだ。

私は犬神家の一族のような家族に生まれ育ち、毎日しんどかったし、理不尽なこともたくさん経験してきた。

「人生における問い」の多い人生だったように思う。

ただ、そういう問いや、理不尽さや逆境を乗り越える機会というのは、一周まわってラッキーだったのかもしれないと、

少しだけ思えるようになった。

そりゃあ当然、資産家の娘みたいにインスタグラムのアカウントをキラキラセレブにすることもできないし、

地主の娘とも違って毎日職場へ出勤しなきゃいけない。

また、私は森羅万象の本質が知りたいから、そういう本をじっくりと時間をかけて執筆し、出版する。

だから巷の、「FIRE」だの「不労所得」だの「権利収入」だのいうような名目で、

kindle作家として本を量産している人々よりは、そりゃあ作家としての収入は低い。

でも、そもそもだけど、戦っている土俵が違う。

「これが自分の、本質的な資産や財産である」というものも、全然違う。

大切なことは、自分の信念や価値観に忠実に、誠実に行動を継続していくこと。

そうすることで、自分だけのよりよい人生を築くことができる。

執筆者:山本和華子

【本を出版しました!】

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