久しぶりに「アイディンティティ」という言葉を聞いた。
私の大好きなエッセイスト、中村うさぎさんが使っていた言葉だ。
私は20代の頃、「アイデンティティ」という言葉をよく使っていた。
でも今は、まったく使わない。
アイデンティティ以前に、「自分は空っぽ」だと強く思う。
というか、「アイデンティティ」というような概念に価値を置かなくなった。
そうは言っても、たぶん20代の頃も、私はアイデンティティとか言いつつ、
うまく言語化できずに自分の空っぽさに悩んでいたんだろうと思う。
何によって自分の「空っぽさ」を埋めて、そして人生を開いていけばいいかの葛藤が、
私の人生の大半だったと思う。
それで20代の頃は祇園でホステスとして生きて、
割と華やかな生活をしていた。
高いワインやシャンパーニュをたくさんいただいていた。
私は今、小さいながら自分の会社を経営し、本という商品を販売している。
中村うさぎさんは、もう超超超一流のエッセイストで、私は大学生の頃から大好きなのだが、
彼女はこう言っていた。
「自慢に商品価値は無い」と。

私のホステス時代に、自分の心を埋めようとして高いワインやシャンパーニュをいただいた経験というのは、
ぶっちゃけ、商品価値にはならない。
ついでに言えば、自分の心も埋まらなかった。
ビジネスというのは、社会を良い方向に変えていくための仕組みづくりのためにあるわけで、
社長がキラキラするために存在しているわけではない。
自慢話は、「No Business」なわけである(色んな意味で)。
キラキラインスタグラマーは、10年後も活躍できているだろうか?
脱税がバレて、1年後ですら危うい。
自慢に商品価値は無い。
私は、社会を良い方向に変えていくための本を、これからも書いていきたい。
もしくは、人の心を奥深くまでエグるようなドロドロの本を書いて、読者の心を大きく動かしてみたい。
執筆者:山本和華子
【本を出版しました】
「あの子は生まれながらにして勝ち組だった」
「私がどれだけ努力しても、あの子には敵わない」
そんな嫉妬に苦しんだことはありませんか?
本書は、著者自身の経験をもとに、貴族の娘への長年の嫉妬と、その感情をどう乗り越えたのかを赤裸々に綴ったエッセイです。
本書を読むことで、嫉妬を手放す方法や具体的なステップを知ることができます。
また、嫉妬を手放す過程で、学びや気付きを得ることができることも分かります。
嫉妬の奥にある本当の気持ちとは?
どうすれば心を軽くし、自分らしい人生を歩めるのか?
嫉妬に苦しむすべての人に贈る、解放と前進のヒントが詰まった一冊です。


