旅人の手記を読みました(読書感想文)

ある旅人の手記を読みました。

まず、あの読みにくいフォントは何でしょうか?

読者のことをきちんと考えてますか?

あと、「ここをもっとこういう風に表現した方が自然な文章なのにな~」と思う箇所が多々ありました。

(これは私の作家という性分であんまりよくないな)

旅人の荒削りの言葉で、これはこれでいいのかしら・・・

いや、でも、明らかに修正した方がいい表現がいくつもあったぞ・・・

それから、タイトル、あれは何でしょうか?

内輪で楽しむ同人誌ですか?

私たちコアファンなら手に取るけど、もっとたくさんの人に言葉を伝えたいと思うなら、

その入り口であるタイトルは、もう少し考えた方がいいのではないでしょうか。





さて、本題に入っていきましょう。

序盤は、「寂しさ」や「孤独」について焦点が当てられていました。

私はどうだろう。

私は一人の時間が大好きで、あんまり寂しいとは思わない。

というか、「寂しい」って一度認めてしまうと自分が壊れてしまうことが分かっているから、

あえて思わないようにしているのかもしれない。

私は小さい頃からずっと、一人でいることが当たり前だった。

祇園でホステスをしていた頃は、「不特定多数の人と会う方が、一人でいるときよりもよっぽど孤独だ」と知った。

私は、人と会うことに価値を置いてこなかったのかもしれない。

所詮、この人も私のことを「のけ者」扱いするんだろうな、だったら一人でいた方がいい、みたいな。

昨日も、ライブ前にホールの外で、読書しながら入場を待っていたら、二人組の女性から、

「本を読むくらいなら空気読めよ~キャハハwww」ってめっちゃ大声で笑われて、すごく怖かった。

人って怖いなって、改めて思った。

傷つくくらいなら、一人でいた方がいい。

でも、旅人は、そんな社会から「のけ者」にされてきた私にも優しくて、

私はそんなの慣れてないから、なんだか心がむず痒くなっちゃう。




それと、以前私は、なんで旅人はこんなに人に優しくあろうとできるのだろう、というお話をした。

この手記を読んで、少しだけその理由がわかった気がする。



本書には、「人生はアートだ」という言葉が書かれていた。

これは、禅の世界にも通じるところがあるなと思った。

禅の世界では、一杯の茶を飲むとか、玄関で靴を揃えるとか、そういう、生活の一つひとつが修行そのものであるという考え方がある。

生き方が修行そのものであり、アートそのものである。

今回は、あんまり本書の内容の詳細には触れません。

読みたい方は旅人から買ってください。

執筆者:山本和華子


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