今日は、バリ式リンパマッサージに行ってきました。
いつも指名しているスタッフさんに、私の本をプレゼントしました。
「読むのが楽しみすぎて、うずうずしています」と言っていただけて、とっても嬉しかったです♪
作家として生きていると、対価(お金)をお支払いして感謝を伝えるだけでなく、
自分の才覚によっても感謝を伝えることができる。
いい人生の流れになってきたな、と思っています。
私が日本について学ぶ理由
私は10年間、観光ガイドを志し、そして挫折をした、というお話を以前しました。
日本文化の魅力を世界に発信したい、その思いで、自分なりに努力して英語と日本文化を学んでいました。
しかし、結果は出ませんでした。
私が日本史や日本文化を学ぶのは、他国の歴史や文化を理解していくためでもあります。

決して、自国の優位性を主張するためではありません。
ですので、私は明治時代以降の国家神道はすごく苦手です。
自国を知ることで他国がわかるときもある
2025年3月に韓国で山火事があり、22名の方が亡くなられたとの報道がありました。
また、その山火事によって、新羅時代の孤雲寺が全焼したとも報じられました。
日本古代史を学んでいくとわかるのですが、7世紀の新羅というのは、ものすごく強い国でした。
あんなに強かった国のお寺が全焼したことは、やっぱり悲しいわけです。
自国の歴史や文化を学ぶことで、他国の痛みに気付ける場合もあるのです。
人がより良く生きるというのは、国境関係ない
最近、私は、「人がより良く生きる」とか、「人がより豊かに生きる」とか、
そういうものは、国境関係ないな、と思い始めてきました。
私は以前、悪に手を染めて、そしてその過ちに気付き、
自分を律して、誠実に生きてこうと人生の軌道修正をした、というお話もしました。

また、私はこれまでの人生で5000兆回、「生まれてこなければよかった」と思ってきた人生でもありました。
今、私が自殺したところで、悲しむ人は誰一人いません。
しかし私は図々しく、生き延びているのです。だって楽しいから。
私は自分の人生において、人さまの「より良く生きる」「より豊かに生きる」ための助けや気付き、学びのきっかけを与えていける人になりたい。
その中でも、自分が苦しんできたからこそわかる領域、「自殺を選択せずに、とりあえず今日を生き延びる」とか、
「過ちや罪に気付くことで人生を修正していく」というところで、人さまを励ましていける人間になりたい。
多様な価値観や信条が複数存在した上で、生きるということ
そもそも、世界史を紐解いていくと、国境というのは、相対的であることに気付きます。
ワインについて学んでいくとさらに興味深いのですが、フランスの有名なブドウ産地に、アルザス地方があります。
アルザス地方は、フランス文化にもドイツ文化にも通じるところがあり、
一つの国に心理的なアイデンティティを帰属させることが正義であると捉えると、必ず真実を見誤るし、
そもそもアルザス地方の魅力に気付くこともできません。
昨今の国際情勢を見ても思いますが、人は、多様な価値観や信条が複数存在した上で、
同時進行で生き続ける、ということは不可能なのでしょうか?

人は複数のペルソナを持っている
私は、「地球上に住む人間」と、「日本人」という両方の側面を持っています。
私は日本人として、納税などの役割を果たすこと、
そして人間として、みながより良く、より豊かに生きていけるようにも、他者貢献していく。
その両立ができたらいいなぁと思っています。
執筆者:山本和華子
