最近、マーケティングについて学んでいる。
先述した北原さんはたぶん、再現性のあるビジネスのしくみを作ることが得意で、好きなんだろうなと思う。

翻って私は、全部自分で観たいし、聴きたいし、識りたいタイプ。
自分で知りたいから、自分で学んで、自分で記事を書く。
ライターさんを外注をしようとは思わない。
良いか悪いかは別として、たぶん私はどこまでいっても、
どれだけ稼ぐよりも、好奇心が刺激される方が幸せなんだろうと思う。

世の中には、再現性のあるビジネスと、そうでないビジネスがあると思う。
私はApple社の製品を一度も使ったことがないが、
おそらく、スティーブ・ジョブズのビジネスの姿勢や美意識、世界観は「再現不可能」で、
だからこそカリスマ性があって、熱狂的なファンが多かったのだろうと思う。
彼がいなくなってからのApple社は、かなり売上が落ちているそうだ。
スターバックスもそうだ。
創業者のハワード・シュルツは、何度もトライ&エラーを重ねて、
来店してくださるお客さまを観察・洞察することを継続していくことで、売上を上げていった。
「美味しいコーヒーを作って、くつろげるソファを置いてサードプレイスを作れば、カフェビジネスは成立するんだろう」と、
スターバックスの結果だけを切り取って他で試そうとしたところで、うまくはいかないだろうと言われている。

ビジネスではないが、長嶋茂雄さんも同じことが言えるだろう。
長嶋茂雄さんはとても人気のある野球選手だったが、野球を教える側としてはどうだったろうか。
ご自身の野球の技術を言語化して、他の人にうまく伝えることはどうだっただろうか。
想像に難くないだろう。
私は偏屈な作家だと自分でも思う。
そういうポジションを取る戦略ではなく、本当に、素で偏屈である。
そして話せばド天然。
今でこそ、ありがたいことに、毎日、オンライン写真や電子書籍の売上をちょぼちょぼと、
ほそーくながーくいただけているが、早急な大きい収入は狙っていない。
ただ、100年後も読まれる本は書いている自負がある。
最近は本当に、偏屈な作家(私)、表紙デザインを手掛けてくださる敏腕デザイナー、
そして爆速仕事人の出版社担当者さんの、超絶新進気鋭のチームで一冊の本を創り上げることに、
非常に喜びを感じている。
執筆者:山本和華子


