2020年– date –
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寝殿造、書院造、数寄屋造の違い
はいみなさんこんにちは。今日は、寝殿造、書院造、数寄屋造の違いについてみていきましょう。 寝殿造 寝殿造は、主に平安時代の貴族といった上流階級の人たちの間で流行した、自然との調和を重視した建築スタイルです。 寝殿造の代表的な建物は、平等院鳳... -
新渡戸稲造の著した『武士道』の内容をわかりやすく解説 ~『武士道』の「謎の微笑み」とは?~
『武士道』が書かれた背景 『武士道』は1899年、新渡戸稲造によって英語で出版されました。 1899年といえば、日本が日清戦争に勝利して、ようやく世界の列強の仲間入りを果たそうとしていた時期です。 世界が日本に注目していた時期にあたります。 ベルギ... -
老子の教えとは? ~現代に活かせる東洋思想~
はいみなさんこんにちは。今日は、老子の教えについて解説していきたいと思います。 老子は、紀元前6世紀頃、中国の春秋時代に活躍したとされている思想家です。 道徳を修めた老子は、自分が有名になることは望んでおらずひっそりと暮らしていました。しか... -
日本美術の歴史を築いた画家たち ~長谷川等伯、狩野派、土佐光起、琳派~ ~日本文化紹介シリーズ~
長谷川等伯 安土桃山時代、石川県の七尾出身です。京都へのぼり、当時隆盛を極めていた狩野永徳のライバルとして、一代で成り上がった絵師です。 代表作に、国宝の松林図があります。この作品では、日本独特の湿潤な空気を表現しています。 狩野派 狩野派... -
岡倉天心によって書かれた『茶の本』 ~侘び寂び、不完全の美学~
『茶の本』は、明治時代に思想家である岡倉天心が、欧米の読者に向けて英語で執筆したものです。 岡倉天心は、茶には日本文化や東洋文明の精神が凝縮されていると考え、茶のあらゆることを書くことを通して、日本文化の根底に流れる世界観がどのようなもの... -
国宝の茶道具にはどんなものがある? ~たとえば曜変天目~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。今日は、国宝の中でも、茶道具の国宝に特化してご紹介していきたいと思います。 曜変天目(稲葉天目) 南宋時代(12~13世紀) 喫茶用茶碗の最高峰とされた、中国南宋代の建窯(福建省付近にあった窯のこと)のものの中でも、... -
なぜ野々村仁清の作品は、千利休の侘茶の作品と違って華やかな色彩なのか?
野々村仁清とは、江戸時代初期の京都の陶工です。彼の窯は御室仁和寺の門前にあり、仁清の「仁」は仁和寺から賜わっています。 その仁和寺ですが、公家と関わりの深いお寺である、ということを頭のかたすみに置いておきましょう。 さて。桃山時代から江戸... -
ペルシャ美術の特徴とは?イランの歴史から見てみよう
はいみなさんこんにちは。 今日は、ペルシャの歴史を紐解きながら、ペルシャ美術を見ていきましょう。 ペルシャとは、現在のイランを指します。 イラン高原には、BC6000年頃には麦を中心に農耕が始まっていました。 ペルシャの芸術の特徴は、何と言っても... -
中国の美術史の魅力と特徴の解説
中国最初の王朝は「夏」だと言われています。その夏王朝の後に殷王朝が起こりました。殷は、お祭りごとと政治は一つのものとみなされていました。その殷では、王が祭祀で使う甲骨文字が書かれた亀甲や獣骨、青銅器の祭器を作っていました。これが中国美術... -
沖縄・石垣島を満喫しよう! ~スキューバ・ダイビング、川平湾、船舶免許、船釣り、竹富島の水牛車~
那覇から南東へ約400km。沖縄本島よりも温暖な石垣島は、日本の中でも屈指の観光地です。そんな石垣島にある数々の名所・観光スポットのなかで、著者が実際に行ったり体験したりしたことを主観的に載せていこうと思います! スキューバ・ダイビング 私は、...