幸せって何なんだろね? ~憲法から人の幸せについて考えてみる~

はいみなさんこんにちは。

私は元々、江戸時代でいうところの「口減らし」とされるような子として生まれて来たんだけど、

たまたま生き延びてしまったみたいなことろがあって、

そういう意味で、割と「一般の日本国民が読まなければならない空気」は読まずに済んだというか、

割と「普通一般の日本国民が信じている価値観」からは自由に開放されて生きてきた。

そういう私だからこそ「思考の余地」「思索の自由」みたいなものがあって、

今回は、「当たり前だと信じられてきた日本国民の価値観」について、

憲法や人権の視点から、自分なりの考えをまとめてみたいと思う。

目次

そもそも憲法とは?

そもそも憲法とは、政府や権力側を縛るために存在し、国民(人民)の権利を保障している。

だから憲法には、人権条項が含まれている。

イギリスの「マグナ・カルタ(大憲章)」、フランス革命時の「人権宣言」、

アメリカの「独立宣言」というのは、いずれも人民が壮絶な戦いの末に、

権力者から権力を取り戻し、自らの権利を守るために作りあげられたという経緯がある。

しかし、日本の場合、憲法は明治時代に「輸入学問」としてあっさり獲得してしまった。

これが、現代の日本人の人権に対する意識の薄さや、人権問題の無自覚な加害に繋がっていると言われている。

ずっと疑問に思っていたこと

私は元々、知的好奇心が強いということもあり、その流れで作家になった。

しかし、作家業界には、本当にたくさんの人がいて、色んな動機で作家活動している人がいる。

動機の多様さがあることはいいことだと思う。

しかし、あまりにも、「ただ稼ぎたいから」とか、

「資産運用、資産形成、マネーリテラシーが何よりも大切である」とか、

「ただ不労所得システム、自動マネタイズシステムを構築したいから」とか、

そういう人があまりにも多いことには驚いた。

なんでみんなして、そんな、一斉に死にもの狂いで拝金教の奴隷になりたがるんだろうって思ったし、

「もしかして、日本国民がそういう風に意識をお金に全集中させるように仕向けられているんじゃないか」とすら思った。

人間の営みとか、人間の生活、人間の豊かさ、人間の幸せとは、もっと広くて、深くて、もっと幅広いはずなんじゃないか。

そう思い、私は法律や憲法、人権について学び始めることにした。

それぞれの国家が打ち出す自国の魅力について

以前、私は、日本人の不寛容さって、人権に対する認識の薄さが起因しているのではないか、という記事を書いた。

また、日本では女性の人権が守られていないという記事も書いた。

日本って本当に豊かな国なのだろうか。

例えば、「対外的に自国を魅力的に発信する」という外交政策において、

ドバイやシンガポールは税金が安く、タックスヘイブンの国として、

また富裕層が集まるセレブな国としてのイメージ戦略もあるかと思う。

日本では観光立国の側面において、パブリック・ディプロマシーの観点から魅力を打ち出している。

それもいいと思う。

加えて、「法制度がきちんと透明性と公平性があって機能している」とか、

「国民が自分の幸せの物差しを自分で選択できて、自分なりの幸せを享受することが許される空気感がある」

というような価値観も、「その国の魅力」としてはすごく大きいんじゃないかと、

最近の私は考えている。

女の幸せとは

昨今、日本において少子化はすごく問題になっている。

一方、日本において「女は結婚して子どもを産むことで、唯一勝ち組になれる」という価値観は根強い。

その価値観で勝利を獲得した女性が、私のような非モテ独身女を「かわいそう」「負け組」とかいう言葉で猛烈に殴ることも許されている。

そういう価値観はあってもいいと思う。そういう価値観のもと、子どもを産んで幸せになりたい人はそうすればいい。

しかし、私は長い間、「安楽死を合法化してほしい」というSNSデモを見てきた。

幸福を感じられない人口の再生産では、根本的な問題解決にはならんと思う。

産みたい人は産めばいい、産みたくない人は産まなくてもいいという、

女の生き方の選択肢があってもいいのではないか。

他者と比較して優越感を得ることでしか幸せを享受できない社会って、すごく貧しいと思う。

色んな価値観や生き方の選択肢があることが、許される空気、許される社会になればいいなと思う。

そのために人権が憲法によって保障されているのだと思うし、憲法13条「幸福追求権」があるのだと思う。

私はこれから、どう生きていきたいか

人はみな、自分の自由意志のもとでこの世に生まれてきたわけじゃない。

だからこそ私は、生まれてきた人々に、本質的な幸せや豊かさを導いていける人間でありたい。

それが私なりの、人さまへの愛のかたちだと思う。

執筆者:山本和華子

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