はいみなさんこんにちは。
今日は、京都の大原にある、三千院というお寺のご紹介をしたいと思います。
私が三千院を知ったきっかけが、ギタリストの木村大という方が弾いている、『三千院』という曲を聴いたことです。
とっても美しい曲なので、オススメです。
三千院は、天台宗の寺院です。
山号は、魚山(ぎょざん)です。山号にちなみ、三千院の手前に魚山橋という橋があります。
三千院の本尊は薬師如来、開基は最澄です。
三千院の前身は、最澄が比叡山東塔(とうどう)に建てた草庵だと言われています。
ここは別名三千院門跡と呼ばれ、青蓮院、妙法院とともに、天台宗の三門跡寺院の1つに数えられています。
三千院には、いたるところに梵字を見つけることが出来ました。
また、先日、私は青蓮院にも行ったのですが、青蓮院にも、梵字がいたるところに書かれていました。
寺院や宗派によっては梵字が無いところもあるので、三千院と青蓮院には何か関連があるんじゃないかなと思っていたら、天台宗つながりだったのか、と理解しました。
三千院の本堂は往生極楽院(おうじょうごくらくいん)というのですが、それは12世紀から大原の地にあった阿弥陀堂であり、1871年に移転してきたのだそうです。
三千院のある大原という地は、古くから貴人や念仏修行者が、都の喧騒を離れて隠棲する場として知られていました。
文徳天皇の第一皇子である惟喬親王(これたかしんのう)が大原に隠棲したことはよく知られているそうです。
三千院境内にある博物館?の中にも、惟喬親王に関する展示がありました。
藤原氏の権力が絶大であった当時、本来なら皇位を継ぐべき第一皇子である惟喬親王は、清和天皇に位を譲り、自らは出家して隠棲したのだそうです。
また、国宝に、阿弥陀三尊坐像(あみださんぞんざぞう)があります。
それは、さきほど述べた往生極楽院の本尊で、両脇侍が日本式の正座をしている点が特色なのだそうです。
三千院は紫陽花が有名で、友達と一緒に浴衣を着て、紫陽花の時期に三千院に行きました。友達ありがとう。
執筆者:山本和華子
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