京都 祇園・舞妓さんをめぐる旅

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八朔

8月1日には、京都の祇園で、舞妓さんたちがお世話になっている人たちにあいさつ回りをする行事があります。

それが、八朔(はっさく)。

8月「朔日」を表す「八朔」は、旧暦では、稲穂が実り始めるころとされています。

田んぼが実る「田の実」にかけて京都の祇園では毎年、8月1日に、

黒の紋付きで正装した舞妓さんや芸妓さんが、

お世話になっている芸事の師匠やお茶屋などにあいさつ回りをします。

小雨の中のあいさつまわりでしたが、その雨の中の風景がたまりませんでした。

和傘の赤とだらりの帯の錦糸のコントラストが美しい。

京おどり

京おどりは、京都の花街の一つである宮川町の舞妓さんたちによる公演です。

京町屋の前に藤の花が咲いていて、とても美しい。

都をどり

都をどりとは、毎年4月1日から30日にかけて祇園甲部歌舞練場で開催される祇園甲部の舞踊公演です。

明治4年10月に、日本初の博覧会「京都博覧会」が開催されました。

明治天皇の東京遷都により、1000年もの間日本の首都であった京都が急に寂しくなり、

何とか活気を取り戻したいという思いから、企画されたそうです。

その京都博覧会の附博覧として企画された、祇園の芸舞妓の歌舞と芸能を公開されたものが

都をどりの始まりだそうです。

祇園の中でも最も格式の高い、由緒のあるお茶屋、一力亭。

歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」にも登場する歴史的なお茶屋で、元々の屋号は「万亭」でしたが、

この芝居が大当たりし、世に知れ渡るようになると、

実在の屋号までが芝居の中で使われた「一力」と言う名で呼ばれるようになりました。

北野をどり

北野をどりは、上七軒で上演される公演です。

1952年、北野天満宮で50年に一度行われる

大萬燈祭の記念に初演されたのが始まりなのだそうです。

花魁道中 吉野太夫花供養

吉野太夫とは、夕霧太夫、高尾太夫とともに寛永三名妓と伝えられる、島原の名妓です。

常照寺に彼女のお墓があることから、そこで毎年花魁道中が行われます。

厳密に言うと、花魁は吉原の女性の事を言い、太夫は島原の女性の事を言います。

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執筆者:山本和華子

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