エリザベス1世とフランシス・ドレイク
17世紀のヨーロッパでは、スペイン、ポルトガル、そしてオランダが支配していました。
その頃のイギリスは、次の王が誰になるのか、国内でもめている最中でした。
その後、イギリスでは、エリザベス1世による、女王公認の海賊作戦が始まります。
イギリスの海賊作戦では、私掠船(しりゃくせん、公認の海賊船のこと)によって、スペイン船を襲います。
エリザベス1世が特に信頼していた海賊は、フランシス・ドレイクでした。
イギリス VS スペイン
度重なる海賊行為にスペインは怒ります。そしてついに、スペインはイギリスに戦争を仕掛けます。
当時世界最強と言われた海軍、無敵艦隊「アルマダ」によって、スペインはイギリスに攻撃をしかけました。
しかし、イギリスのずる賢い戦い方+そのタイミングで嵐が襲ってきて、なんとアルマダは敗北してしまうのです。
その後、スペインとイギリスの戦争は長引きますが、エリザベス1世の死をきっかけに、ようやく終戦します。
その終戦のとき、イギリスとスペインの間で「ロンドン条約」が結ばれます。
そのロンドン条約は、スペインによって有利なものでした。
そのロンドン条約によって、イギリスの海賊行為は一切禁止となりました。
イギリス VS オランダ
イギリスはその後、オランダに目を付けました。

オランダを貿易ネットワークから締め出そうとしたのです。
【イギリスによる、2つのオランダ対策】
1、「航海法」の制定・・・イギリスの貿易は、イギリス船を使わなければならないとした
2、三角貿易
このルール規定により、他の国々は、オランダ船ではなくイギリス船の使用が増えていきます。
その結果、イギリスは海洋大国となりました。
そしてイギリスは植民地を拡大していき、世界中の植民地を航路ネットワークで繋ぎました。
イングランド銀行と産業革命
当時のヨーロッパでは科学が発展したことにより、各国で蒸気機関の実用化競争が行われていました。
そんな中で、イギリスがいち早くそれを可能にしました(蒸気機関そのものは別の国で発見されました)。
イギリスで蒸気機関の実用化が可能になったのは、当時のイギリスには資本力があったからです。
1694年、イギリスでは世界初の中央銀行である、イングランド銀行が設立されました。
イングランド銀行の設立により、他のライバル諸国よりも、はるかに安く借金ができるようになりました。
イングランド銀行の設立により資本力が増し、蒸気機関が実用化し、産業革命が起こったのです。
執筆者:山本和華子
参考文献 大村大次郎著 『お金の流れでわかる世界の歴史』


