コーカサス3カ国(ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニア)の歴史・文化・政治・世界遺産の解説

手描きの地図で失敬www

私、以前から手描きで世界地図を描く習慣があって、よく描いています。

すると、思いもよらなかった新たな気付きを得ることも多いです。

さて。私がコーカサス3カ国の存在を知ったきっかけが、

高木真さんの書かれた『海外百カ国以上一人旅で考えた事』を読んだことでした。

この本、現在では絶版になってしまいましたが、とても面白い本でした。

私もこういう旅がしたいなと思いました。

ただキラキラした写真を撮るだけじゃない。

歩きながら、人と出会いながら、たくさんの思索をしながら続ける旅がしたい。

目次

コーカサス地方とは?

コーカサス地域は、古代から多くの文明の交差点として重要な役割を果たしてきました。

古代のシルクロードはこの地域を通っており、東西の文化交流の要となりました。

19世紀にはロシア帝国の南下政策の影響を受け、20世紀にはソ連の一部となりました。

ソ連の崩壊後、この地域は新たな独立国家が生まれましたが、多くの政治的・民族的な緊張が残っています。

コーカサス地方は現在、その地理的特徴から、エネルギー資源の輸送路としての重要性が高まっています。

ジョージア

ジョージアには独自の文字(グルジア文字)があります。

また、世界的な作曲家、ヴァージャ・アザラシヴィリを輩出した国としても知られています。

また、ジョージアのポリフォニック(多声部)音楽は、無形文化遺産に登録されており、独自の伝統芸術を継承しています。

ジョージアはアルメニアと同じくキリスト教の国で大統領制、EUに加盟して民主主義となった国です。

豊かな食文化とワインでも知られており、ジョージアは「ブドウ発祥の地」として知られ、8000年以上のワイン製造の歴史を持っています。

ジョージアの世界遺産に、「ムツヘタの歴史的建造物群」があります。

ムツヘタは、ジョージア東部にある古都です。

ムツヘタの街並み

この地域は、紀元前3世紀頃に栄えたイベリア王国(東グルジア王国)の首都・カルトリがあった場所です。

ここは、ローマやペルシャ、パレスチナ、ビザンチンなど、さまざまな国々と交流があり、文化都市として栄えました。

ムツヘタの地には、スヴェティツホヴェリ大聖堂があります。

スヴェティツホヴェリ大聖堂

アゼルバイジャン

アゼルバイジャンは、イスラム教シーア派が多数を占める国で、独自の文化的伝統を持っています。

アゼルバイジャンは、豊富な石油と天然ガス資源に大きく依存しており、その資源はヨーロッパや他の地域へ輸出されています。

一方ジョージアやアルメニアは、農業や観光、軽工業などの経済が発展しています。

ジョージアやアルメニアは民主主義的な政治を目指していますが、アゼルバイジャンはより権威主義的な政治体制を採っています。

アゼルバイジャンの世界遺産に、「城壁都市バクー」があります。

バクーのシルヴァンシャー宮殿

バクーはアゼルバイジャンの首都で、古くから交通の要衝として栄え、9~10世紀には油田の採掘が行われていました。

もともとアゼルバイジャンにはゾロアスター教徒が多く、現在でもゾロアスター教の寺院が残っています。

シルヴァンシャー宮殿は、15世紀のシルヴァン朝時代に建設された宮殿です。

敷地内には、王が住んだ邸宅だけでなく、モスクやミナレット、浴場、霊廟などが点在します。

すごくイランに似ているなと思ったら、アゼルバイジャンの隣国ってイランなのですね。

アルメニア

アルメニアの街並みには、古く素朴な教会と、独特なアルメニア教会の十字架を見ることができるそうです。

アルメニアの伝統料理に、ラヴァシュという薄焼きパンやドルマという詰め物料理があります。

アルメニアは現在、トルコと問題を抱えています。第一次大戦時、オスマン帝国からアルメニア人が大虐殺を受けた過去があります。

アルメニアの世界遺産に、ハフパット修道院サナイン修道院があります。

それらは、アルメニア北部のロリ地方に、10~13世紀にかけて築かれました。

ビザンツ様式と、コーカサス地方の伝統的な様式が融合した傑作として知られています。

ハフパット修道院

執筆者:山本和華子

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写真提供:写真ac https://www.photo-ac.com

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