宗教と色彩の関係 ~それぞれの色は何を象徴しているのだろうか?~

はいみなさんこんにちは。

今日は、宗教と色彩の関係の歴史について、書いていきたいと思います。

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キリスト教の色彩

・・・神に属する色。神の代理人である法王は、白い衣服を着ます。キリストの身体を象徴する色であり、聖餐式(せいさんしき)の際のパンに象徴されています。

・・・キリストが磔刑(たっけい)の前に「ユダヤの王」として着せられた土着の色です。東ローマ帝国では教皇の色です。

・・・セラピム熾天使(してんし)の色です。枢機卿(すうききょう)の衣服の色です。

・・・天国を表す色です。「シャルトル大聖堂の青」などのステンドグラスの色となりました。また聖母マリアの衣服の色として使われたため、「マドンナ・ブルー」とも言われました。

・・・神が善しとした色です。アイルランドの守護聖人の聖パトリックは緑の三つ葉のクローバー(シャムロック)をエンブレムとしています。

・・・キリストを裏切ったユダヤ人の弟子(イスカリオテのユダ)が黄色い衣服を着ていたため、この色が嫌われてしまいました。

ヒンドゥー教の色彩

・・・白は、古代インドではバラモン階級の色として尊敬を集めました。白は、古代インドに渡来したアーリア人の肌の色に由来します。

バラモン教についてもっと詳しく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。

・・・インド人にとって、黄色は幸運の色です。黄色は婚姻と結婚生活に必須の色です。結婚は「お互いに手を黄色く染めること」だと捉えられています。

・・・インド人にとって赤は生命と愛欲をもたらす「血」を象徴し、同時に春の再生を祈願する捧げものの意味を持っています。

・・・ヒンドゥー教において青は両義的な意味を持ちます。ひとつはクリシュナ神の身体色に象徴される慈愛と信義を表現する色です。一方、青は汚辱と罪悪に満ちた色として忌避される色ともなっています。青色の原材料であるインディゴは、世界の染色市場に大きな影響を与えた色であるにも関わらず、最も卑しいリオとして扱われてきました。

オレンジ・・・ヒンドゥー教そのものを象徴しています。

執筆者:山本和華子

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