大徳寺に行ってきました。
大徳寺は、一休さんや、私の好きな沢庵さんというお坊さんと関連があるので、一度行ってみたいと思っていたお寺でした。
大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山です。
大燈国師(だいとうこくし、別名・宗峰妙超)という人物が、小庵を建立して「大徳」と名付けました。それが大徳寺の由来です。
大徳寺は、貴族・大名・商人・文化人など幅広い層の保護や支持を受けて栄え、室町時代以降は名僧を多く輩出したそうです。
侘び茶を創始した村田珠光などの東山文化を担う者たちが一休宗純に参禅して以来、大徳寺は茶の湯の世界とも縁が深くなり、武野紹鴎・千利休・小堀遠州をはじめ多くの茶人が大徳寺と関係をもつようになったそうです。
ヨーロッパでいうところの、サロンのような役割を果たしていたのでしょうね。
大徳寺のほとんどの塔頭(たっちゅう、寺院の中にある子院のこと)には、茶室があります。
ちなみに、なんで私が沢庵というお坊さんが好きなのか、という話ですが、沢庵さんの書道作品が美しいからです。
大徳寺には、国宝や重要文化財に指定されている絵画や墨跡(ぼくせき、禅宗の僧が書いた書道作品のこと)が数多くあります。
唐門は国宝で、桃山時代の建築です。その唐門は、聚楽第(じゅらくだい、1585年に豊臣秀吉が建てた邸宅のこと)の遺構を移築したものです。
大覚寺の境内の中に、三玄院という建物があります。一般非公開ですが、ここは、石田三成のお墓があります。
また、境内には真珠庵という場所もあります。そこは一休宗純ゆかりの寺院で、村田珠光作と伝わる庭園(国の史跡・特別名勝)と、曾我蛇足、長谷川等伯の障壁画があります。
そして、大徳寺には龍光院という場所もあります。そこは、筑前福岡藩主であった黒田長政が、父・黒田如水菩提のために建立しました。
大徳寺には、歴史にとても詳しい友人と一緒に行きました。
瓦に刻まれている紋の話一など色んな話で盛り上がることが出来て、とても楽しかったです。
執筆者:山本和華子
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