ねねの道を歩いていくと、高台寺が見えてきます。
高台寺は、臨済宗のお寺です。
豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が、秀吉の冥福を祈るため建立されました。
霊屋(おたまや)には蒔絵が用いられ、北政所所持と伝えられる蒔絵調度類(ちょうどるい)を多数蔵することから「蒔絵の寺」の通称があります。
蒔絵とは、漆工芸技法の一つで、漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉をまくことで器面に定着させる技法です。
蒔絵の技法は、舞妓さんのかんざしにもよく使われていますね。
私はこの霊屋にも行って来たのですが、下中央に、とても綺麗な蒔絵がありました。
高台寺には臥龍廊(がりょうろう)という、屋根付きの階段があります。
その名は、龍の背に似ているところから付けられたそうです。
庭園は大きく二つに分けられるそうです。
一つは、小堀遠州作の庭。しだれ桜と萩の名所です。
もう一つは、時期によって、デザインが変わるお庭。
私が行ったときには、ファイバーで滝を表現する、斬新なデザインのお庭でした。
そのあと、円徳院にも行ってきました。高台寺からは歩いてすぐです。
円徳院は、高台寺の塔頭(寺院の子院)の一つです。
また別の日には、「狂言とフルートの夕べ」が高台寺で行われていたため、行ってきました。
高台寺の庭園のライトアップがとても綺麗でした。
湖に反射した木々が、本当に幻想的でした。
狂言は、茂山宗彦さん、茂山逸平さん、フルート奏者は、津田佐代子さんでした。
津田さん、とても美人でした。
私は元々大蔵流の茂山家一族の大ファンだったので、宗彦さんと逸平さんが見られて、本当に嬉しかったです。
とてもかっこよく見えました。
演目ですが、フルートと狂言のコラボレーションでした。
なんと、リハーサルのときに一回一緒にあわせただけなのだそう。
そして、トークがものすごく面白い。さすが大蔵流。
津田さんのフルートの音色にあわせて、宗彦さんが日本の竜笛を吹くマネをしながら踊り出し、私は大笑いしましたw
執筆者:山本和華子
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