栂尾にある高山寺、明恵の逸話 ~京都観光シリーズ~

はいみなさんこんにちは。今日は、京都の栂尾という地域にある高山寺についてご紹介していきたいと思います。

栂尾は古くからの霊場であり、また畿内における茶栽培発祥の地なのだそうです。

境内には明恵ゆかりの茶園が今でもあるそうです。

また、「紅葉の名所三尾」(高雄・槙尾・栂尾)のひとつとして数えられています。

高山寺は、栂尾にあるお寺です。

開基は明恵上人(みょうえしょうにん)で、山号は栂尾山(とがのおさん)です。

境内が国の史跡に指定されており、世界遺産にも登録されています。

石水院国宝で、明恵上人の庵室に由来しています。また石水院は、蔀戸(しとみど、上からつり下げた格子戸)を多用した住宅の趣きを持っています。

高山寺といえば、国宝の「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」が有名ですね。かの、アニメーションのような絵巻物です。

明恵上人は、鎌倉時代前期の華厳宗の僧です。

明恵は、仏陀の説いた戒律を重んじることこそ、その精神を受けつぐものであると主張し、生涯にわたり戒律の護持と普及を身をもって実践したそうです。

境内は写真撮影が禁止なのでお寺の中の写真はありませんが、お寺の縁側で、木で出来た可愛らしいワラシがいたのをすごく覚えています。

ちなみに高山寺に関する記述は、建築家である大森正夫さんの本、『京都の空間遺産』が面白かったです。

興味がある方は読んでみてください。

随筆家の白洲正子さんや、臨床心理学者の河合隼雄さんなどが明恵の本を書いているので、明恵は何か人に訴えかけるものがあるのでしょうね。

大森正夫さんも、明恵に関する話を書いていました。

執筆者:山本和華子

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