クラシック・バレエの歴史(イタリア、フランス、ロシア)、作品のあらすじの解説 ~白鳥の湖、くるみ割り人形、眠れる森の美女~

目次

バレエの歴史

バレエはイタリア、ルネサンス期の宮廷舞踊が始まりと言われています。

17世紀にフランス宮廷から、歴史に残る舞踊家であるルイ14世が誕生します。

ルイ14世がバレエ発展のためにおこなった最大の偉業は、1661年に王立の舞踊アカデミーを設立したことです。

当時ルイ14世の命を受けて作品作りをおこなっていたのが、作曲家リュリでした。

この時代に、今日踊られているバレエの基本が出来上がりました。



18世紀後半、それまでのコメディ・バレエや、オペラの中にバレエが配されている「オペラ・バレエ」に対し、

異を唱える人物が現れます。

その人物は、振付師のノヴェールです。

ノヴェールは、「バレエ・ダクション」を唱えました。

バレエ・ダクションとは、バレエそのものによって物語の筋を描くというもので、

喜劇やオペラの一部だったバレエを独立したジャンルとして捉えました。

フランスでは、1789年にフランス革命によって王政が廃止され、宮廷バレエもなくなってしまいました。

フランス革命後、没落した貴族階級に代わってブルジョワジー(資本家階級)が台頭しました。

その後、ロマンティック・バレエ(ロマン主義のバレエ)が生まれました。

最初のロマンティック・バレエ作品「ラ・シルフィード」は、ブルジョワジーに熱狂的に受け入れられました。

その後バレエは、ロシアで生き続けました。

ロシアではマリウス・プティパの指導の元でクラシック・バレエが隆盛を迎えました。

20世紀にはバレエ・リュスが登場し、革新的なバレエを世に送り出しました。

白鳥の湖

【登場人物】

オデット姫・・・ヒロイン。ロットバルトに呪いをかけられ、白鳥にされてしまう

ジークフリート王子・・・とある国の王子様

ロットバルト・・・悪魔

オディール姫・・・ロットバルトの娘

悪魔ロットバルトに呪われ、夜以外は白鳥として過ごす羽目になったオデット姫。

そのオデット姫はある日、湖でジークフリート王子と出会います。

オデット姫に惚れ込んだジークフリート王子は、「永遠の愛の誓い」を約束します。

翌日の舞踏会で、悪魔ロットバルトが用意したオディール姫にだまされて、

ジークフリート王子はオディール姫に永遠の愛を誓ってしまいます。

不運にも、オデット姫はその様子を見てしまいます・・・。

くるみ割り人形

クリスマスの夜に、少女クララがおじさんからくるみ割り人形をプレゼントされ、

そのくるみ割り人形が、実はお菓子の国の王子でした。

ファンタジーかつロマンチックな世界観の作品です。

眠れる森の美女

フロレスタン14世という国王に、待望の姫が生まれます。

姫は「オーロラ姫」と名付けられ、命名式が行われました。

そのとき、命名式に招待されなかった「邪悪な妖精カラボス」が現れて、オーロラ姫に呪いをかけます。

「オーロラ姫は、16回目の誕生日、自分の指を指して、死ぬだろう」

それから16年後、オーロラ姫の前に老婆が現れ、花束を渡します。

その老婆の正体は、あのときの「邪悪な妖精カラボス」でした。

花束の中には針が忍ばせてあり、その針が姫の指を傷つけてしまい、オーロラ姫は100年の眠りにつきます・・・。


執筆者:山本和華子

参考文献:林愛子、林田直樹共著『バレエ入門』

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