「てらはうす」で開催された、民主主義の勉強会に行ってきました!!

はいみなさんこんにちは。

「てらはうす」というコミュニティスペースで開催された民主主義の勉強会に行ってきました。

今日は、その学びについて書いていこうと思います♪

私「弱者やマイノリティの意見を聞く、マジョリティのメリットは何ですか?」

先生「自分自身の成長に繋がることですね」

私「でも、たとえば優生思想万歳、家父長制万歳、子孫繁栄万歳の人って、それらに対して万歳しておけば勝ち組じゃないですか。それに対して万歳したところで他の人が傷ついているだなんて想像しなくてもいい。他人のことなんて考えなくても勝ち組でふんぞり返っていられるわけじゃないですか。そのまま変わらない気がするんです」

先生「他の考え方があるとか、他の人が傷ついているとかを想像できない人や、他人の考えを聞かないことはつまり、自分が何を知らないかを知らないだけなんですよね」

私「ありがとうございます。話は変わりますが、私は最近、幸福追求について考えています。最近、ハンナ・アーレントの『人間の条件』の解説本を読んだのですが、私はアーレントの考えを日本においても実現できたら、もっと日本人は幸せになれるのに、って思っています。つまり、パブリックの場で、たとえ意見が異なる相手でも『そういう考えがあるのですね、共感はしないけど理解はします』というような文化が育まれたら嬉しいというか」

先生「実は、日本のパブリックとアーレントの言うパブリックって、機能が異なるんです。日本の場合は昔から、武士やお上が言ったことを聞いてみんなと同じになることが、パブリックにおいて重要でした。しかしアーレントは、公共とは学ぶ場だと考えましたね。違う考えを聞くことが本来の価値なんですよね」

私「幸福追求って、主観でその人が幸せだと感じられればそれでいいのでしょうか?」

先生「例えばインドですとカースト制があります。カーストの下位の人がとっても貧しい生活を強いられていますが、その人は、生きているだけで幸せです、と言う場合もあります。制限された環境にありながら、その中でも十分に満足しているように選好を切り詰めてしまうことを、適応的選好と言います。しかし、主観で幸せであればそれでいいのでしょうか?山本さんにとって、幸せってどういう状態だと思いますか?」

私「そうですね・・・私が女性ということもあるんですが、半分、自分の自由意志で自分の自己実現のために努力したいという気持ちと、もう半分は、ふんぞり返っている勝ち組層からの、女は子を産み育てて子孫繁栄することが唯一の幸せなんやと洗脳を強制される強引なパワーによって規定されてしまうような、そういうイメージです」

先生「なるほど。幸福追求というのは、主観に頼ることが難しいとされています。主観プラス客観的で選択可能な環境の方が重要だとされています。」

私「ありがとうございました!」

そのあと、みんなで民主主義について考えるレクリエーションを行いました。

そこでもたくさんの学びがありました。

・民主主義とは、投票がすべてではない。代案という方法もある。投票が本質ではない。

・民主主義とは、人数で決める

・民主主義とは、実は立派な人が投票されるというよりもどちらかというと人気で決められる場合が多い

・民主主義は、一人ひとりの考えは大事(私はここに関しては少し疑問ですが・・・)

・民主主義は、合意が大事

・「民主主義」という概念に皆が納得する完璧なグランドデザインは無い

改めて、ありがとうございました!!!

執筆者:山本和華子

てらはうすについての詳細は、コチラです。

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