現代において、そもそも何がお金と見なされるのかについての、
明確で国際的な、明文化された合意はありません。
お金には、国際規格というものがありません。
「お金」という概念が発祥したのは、4000年以上前のメソポタミアだったと言われています。
現代において、メソポタミアでは多くのタブレットが見つかっていますが、
そのタブレットの内容の8割が、麦や不動産の売買など、経済活動に関わるものなのだそうです。
古代のバビロニア人やアッシリア人は、複利の計算方法をよく理解しており、
借入契約が交わされていました。

お金の起源は、貝殻や硬貨ではありませんでした(諸説あります)。
お金の起源は、「合意」や「契約」でした。
古代のアッシリア人は、借金の証文を、支払い手段として用いていました。
のちにお金が金(Goldの意味)や銀となっていったのは、
それらには不純物が少なく、運びやすいゆえに、お金の素材として選ばれていたに過ぎないのです。
したがって、お金の本質というのは、物体ではないということです。
執筆者:山本和華子
参考文献 ウルリケ・ヘルマン著『資本の世界史』太田出版


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