はいみなさんこんにちは。
今日は、松下幸之助著『道をひらく』を要約していきたいと思います。
松下幸之助さんの経歴
明治27年、和歌山県に生まれる
9歳で単身大阪に出て、火鉢店、自転車店に奉公
大正7年、23歳で松下電気器具製作所(現・パナソニックグループ)を創業
●自分には自分に与えられた道がある。ほかの人には歩めない。それは、自分だけに与えられている、かけがえのない道である。それがたとえ遠い道のように思えても、かならぅ新たな道が開けてくるし、歩むうちに深い喜びも生まれてくる。
●逆境とはその人に与えられた尊い試練である。逆境も尊いが、順境も尊い。逆境であれ、順境であれ、その与えられた佳境を素直に生きることが重要である。
●この世界に、色々な花があってよかった。様々な木があってよかった。花は桜だけ、木は杉だけ、というのはとてもつまらない。人も様々である。様々な人がいればこそ、豊かな仕事も生まれてくる。自分と他人とは、顔も好みも違う。その違いに無限の妙味や豊かさを感じたい。そして、人それぞれに助け合いたい。
●人生とは、一日いちにちが、いわば死への旅路である。いつ死に至るかわからないにしても、生命のある間に、色々な思いをめぐらすのである。人はいつ死ぬかわからないから、与えられている生命を最大に生かさなければならない。
●自分の周囲にあるもの、いる人、すべてが自分の心の反映である。すべてのものが我が心を映し、すべての人が、我が心n繋がっているのである。
●松には松の良さがあり、桜には桜の良さがある。この大自然はすべて、完全無欠のものはなくても、それぞれの適性のなかでその本領を生かし、たがいに与え与えられつつ、大きな調和のなかに美と豊かさを生み出しているのである。
●巨万の富も、一夜にして失われてしまうことがしばしばある。しかし、身に付いた技や習性は、生きている限り失われはしない。たよりになるのは、やはり自分の身に付いた技や習性なのである。勤勉であることは喜びを生み、信用を生み、富を生む。勤勉とは徳のひとつである。
●自分がどんなに恵まれた境遇にあるかということに、案外、人は気が付かないことが多い。したがって、せっかく恵まれた自分の境遇も、自覚しないままに、いつも間にか自分の手で壊してしまいがちである。恵みに対して感謝をし、その感謝の心でいきいきと働いたならば、次々に良い知恵も生まれて、自他ともにどんなに幸せな暮らしができることだろう。
●人生には、雨の日もあれば、風の日もある。いついかなる事があろうと、常にそれに対処していけるように、平時から備えておく必要がある。「治にいて乱を忘れず」である。
●人は教わらずして、学ばずして、何一つ考えられはしない。人は今までの数多くの学びの上に立ってこそ、自分の考えというものができる。つまり、良き考え、良き知恵を生み出せる人は、同時に良き学びの人であると言える。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取って読むことをオススメします。