京都 神事・伝統芸能の旅 ~薪能、名月管弦祭、壬生六斎念仏踊り、流鏑馬神事、嵯峨大念仏狂言、舞楽奉納~

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平安神宮 京都薪能

この京都薪能は、奈良の薪御能(その始めは興福寺の修二会で行われていた薪猿楽)にならって企画され、

今では京都の初夏の風物詩となっています。

観世・金剛・大蔵の各流派による能や狂言が楽しめるという豪華なもので、例年京都はもとより国内外からも多くの観客が来場されます。

下鴨神社 名月管弦祭

9月の、月が美しい日の夜に、豊作祈願を雅楽で表現し、奉納される名月管弦祭。

また、十二の平安貴族舞、舞楽、管弦、琴の演奏なども奉納されます。

壬生六斎念仏踊り

壬生六斎念仏踊り(みぶろくさいねんぶつおどり)は、国の重要無形民俗文化財に指定されている踊りです。

この踊りを踊っているのは、壬生六斎念仏講中という芸能団の方々です。

壬生六斎念仏講中は、祇園祭の際に、綾傘鉾の囃子方としても活動しています。

歴史を学べば学ぶほど、綾傘鉾が日本史においてどんな役割を担ってきたかがわかることでしょう。

ちなみに上の写真は、「神人(じにん)」です。

下鴨神社 流鏑馬神事

下鴨神社の流鏑馬神事(やぶさめしんじ)は、5月15日に行われる葵祭の前儀として、最初に行われる行事です。

流鏑馬神事では葵祭が安全・平穏無事に行われるように沿道を祓い清めます。

弓を射る姿は、本当にカッコいいです。

清凉寺 嵯峨大念仏狂言

清凉寺では、嵯峨大念仏狂言が行われます。

壬生寺、千本閻魔堂とともに、京の三大念仏狂言と言うそうです。

花盗人、とろろなどの演目は「やわらかもの」といい、土着らしい念仏で、

清凉寺の本来の念仏は、こちらに近いのだそうです。

大仏供養という演目は「かたもの」に分類され、

お能の型を参考にした狂言なのだそうです。

清凉寺では「あぶり餅」もいただけます。

一口サイズで美味しい。

上賀茂神社 武射神事

上賀茂神社の武射神事(むしゃじんじ)では、新春に、

鬼と書かれた的を射て邪気を祓います。

六波羅蜜寺 空也踊躍念仏

六波羅蜜寺の空也踊躍念仏は、重要無形民族文化財に登録されています。

京都で疫病が蔓延したときに、空也上人が救済を願って始めたと言われています。

六波羅蜜寺は、重要文化財である空也上人立像が有名です。

八坂神社 舞楽奉納

八坂神社の舞楽奉納は、975年(天延3年)に第64代・円融天皇の、

病気平癒を祈願する為に行われたのが起源と言われています。

執筆者:山本和華子

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