2022年– date –
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ローマ・ギリシャ史とカルタゴの世界遺産 ~古代フェニキア人の形跡をたどる~
ヨーロッパは、温暖な気候と高い生産力を持ち、古くから人口密集地域であることが特徴です。 現在のヨーロッパ文化のルーツはギリシャ文明にあります。 古代ギリシャ人は、小高い山の周辺に集まって暮らしていました。 ポリスと呼ばれる都市国家の中心とな... -
古代の建築素材 ~世界史編~
はいみなさんこんにちは。 今回は、古代建築の建築素材について書いていこうと思います。 石 石は、もっとも自然状態に近い住居の基盤でした。 人類は風雨に浸食されてできあがった岩盤の洞穴に、生活空間を見つけ、そしてさらにそれを削り出すことによっ... -
百人一首の成り立ちと有名な和歌の解説 ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、百人一首について、記事を書いていきますね。 百人一首は、鎌倉時代初期、藤原定家が古今の男女100人の和歌を、1首ずつ選んでまとめた秀歌撰です。 歌の出典は、以下の10の勅撰和歌集です。 古今集、後撰集、拾遺集、後... -
国宝の名城の特徴と見どころ ~日本文化紹介シリーズ~
姫路城 別名 白鷺城 築城年 1346年 天守構造 連立式 / 望楼型 築城者 赤松貞範 姫路城は、鎌倉時代以来の播磨国の有力国人・赤松家が築いた居館が起源です。 江戸時代には池田輝政が入り、1609年には立派な天守が建造されました。この天守は当時の姿の... -
日本庭園と思想の関わり ~神道、道教、仏教~ ~日本文化紹介シリーズ~
日本神道と磐座 日本古来の信仰として人々は、巨石・奇石を磐座(いわくら)、また一定の形状に連なっている石組群を磐境(いわさか)と呼び、畏敬してきました。 これらは庭園とは呼びませんが、人々は巨石の持つ永遠性に神秘を感じ、崇拝してきました。 ... -
万葉集の和歌をわかりやすく解説 ~大伴家持と有間皇子~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、大伴家持と有間皇子に焦点をあてて、万葉集について書いていこうと思います。 有間皇子 万葉集には、有間皇子(ありまのみこ)の歌が載っています。 有間皇子は、飛鳥時代の皇族です。孝徳天皇の遺児で、中大兄皇子は従... -
万葉集にはどんな歴史・特徴があるのか ~日本文化紹介シリーズ~
万葉集は、7世紀前半から8世紀後半にかけて成立した、日本最古の和歌です。 約130年の間に貴族や官人、農民や大道芸人など、さまざまな身分の人々が詠んだ和歌が、 約4500首以上も収められています。 万葉集の時代は、どんな時代だったのでしょうか。 最初... -
桃山時代の有名な茶碗には何があるのか ~無一物、卯花墻、初時雨、只今~
茶人たちは、15世紀後半になると、地味な名も無い茶碗に心の共鳴を覚え、そこに美が宿っていると考えるようになりました。 そんな中、千利休は、新たな考えを提唱し始めました。それが、「冷える・寂びる・枯れる・凍る」をキーワードとした茶の湯です。 ... -
古今和歌集の枕詞・序詞・掛詞・縁語・見立ての解説と、漢詩の影響について ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、古今和歌集について解説していきます。 古今和歌集とは、平安初期に、醍醐天皇の勅命によって集められた、勅撰和歌集です。 編集にあたったのは、紀貫之、紀友則、凡河内躬恒、壬生忠岑です。 古典和歌は、共通する美意... -
日本舞踊の音楽には、どんな種類のものがある? ~義太夫節、豊後節、常磐津節、清元節、長唄、地唄、端唄~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、日本舞踊の音楽に特化して、記事を書いていきますね。 義太夫節 浄瑠璃を大成させたのは、竹本義太夫という人物です。 義太夫節は、文楽人形浄瑠璃の太夫・三味線・人形の中のリーダー格です。 義太夫の三味線は、ほかの...