山本和華子(Wakako Yamamoto)– Author –
-
豊かに生きる
私は中国古典文学から、何を学んできたか ~菜根譚と易経~
昨今、中国古典の入門書って結構流行ってますよね。 私もその流行りの流れで、論語とか読みました。 でも、一応一通り読んだところで、 実際にその中国古典の教えを実生活にどう活かすことができるかって、 それはなかなか見出すことが難しいかもしれませ... -
豊かに生きる
マイノリティで夢見がちな私たちの、推し活と欲望と愛と性について ~芥川賞作家・市川沙央著『ハンチバック』を読んで~
芥川賞作品を読むのは、中学生のとき以来だ。 私が中学生のとき、綿矢りささんと金原ひとみさんが芥川賞を受賞し、世間を騒がせていた。 綿矢りささんの『蹴りたい背中』を読んだ私は、厚かましくも、彼女に嫉妬した。 こんなに細やかな表現を、言葉で綴る... -
ある旅人の話
私の生きる希望は、いとも簡単に、たった一つに収斂してしまった
私は物書きの端くれとして マーケティングを学ぶこともあった。 ただし私ははじめからマス(大衆)を取りにいこうとは思っておらず 「医者の娘や地主の娘と互角に恋愛市場で戦える価値」を創出するために 自分の商品(書籍)を形作ってきたと思う。 私の、... -
ある旅人の話
この人を、私は一生涯において愛し貫きたいと思う
まだ出会っていませんが、 いつか、「この人を一生涯において愛し貫きたい」と思う人と出会えたら、 その人が、ハーバード大学を首席で卒業したとか、 外資系金融に勤めて年収なんちゃら万円とか、 チャンネル登録者数なんちゃら万人の有名ユーチューバー... -
豊かに生きる
今夜、自殺しようと思っているあなたへ
親も教師もみんな敵ばかりで 家にも社会にも居場所がない 私も18歳まではそうだった 友だちなんて一人もいなくていい 理解者もいなくていい 好きな色彩、好きな言葉、好きな音楽、なんでもいい この世界にあるたくさんの中から お気に入りのものを探すとい... -
豊かに生きる
表現と愛、そして生と死について
山田かまちのこと 私が自分の死と今生きていることを意識し始めたきっかけは、 詩人である山田かまちの存在を知ってからだった。 当時私は小学6年生(5年生だったかもしれない)だった。 人が生きていることと時間が経過していくことは連動していて、 人は... -
ある旅人の話
「この人の心に私の存在すべて、残りたい」と思える人に、出会うということ
作家として今、考えていること。 作家活動を始めて3年目。 本当に色んなことがありました。 紙の本を出版する喜び。自分の本を手に取る喜び。 好きなことを通して社会と繋がっていける喜び。 印税をいただける喜び。 プロのデザイナーさんに表紙を作成して... -
寒山ブランド
【お知らせ】京都のお店「10万トン アローントコ」さまにて、山本和華子の本が販売開始しました!
京都のお店「10万トン アローントコ」さまにて、山本和華子の本が販売開始しました! こちらのお店の店主、かじさんとは、本当に長い長いご縁で、 私が京都に移住したての頃からのお付き合いです。 今回は本当にもうご縁で置かせていただいている感じで、... -
世界
マグダラのマリアとは、どんな女性だったのでしょうか
私は以前からマグダラのマリアに関心がありました。 彼女に興味を持ったきっかけは、以下の2点です。 ・なぜマグダラのマリアは、自分は愛する人に愛される資格があると思えたのでしょうか。仮に彼女が罪深い女性だったとしたならば、「こんな私なんて、愛... -
世界
瀧本哲史先生と、チェ・ゲバラについて ~バトンを受け取る私たちが次の世界を創っていくということ~
はいみなさんこんにちは。 先日、ある方の存在を知って、非常に感銘と衝撃を受けたと同時に、 「私の今までの人生って、一体何だったんだ」と己を振り返っては落ち込んだりもしていました。 その方を通じてチェ・ゲバラのことを思い出し、今日は少し、チェ...