●アート、ビジネス、学問、人生において、「自分のものの見かた・考え方」を持てる人こそが、結果を出したり、幸せを手にしたりしている。
●アーティストは、目に見える作品を生み出す過程で、自分だけのものの見かたで世界を見つめ、自分なりの答えを生み出し、それによって新たな問いを生み出している
●アートは、表現、興味、探究の3つからできている。大部分を占めるのは、探究。
●アートにとって本質的なのは、作品が生み出されるまでの過程。
●アート思考とは、自分の内側にある興味をもとに、自分のものの見かたで世界を捉え、自分なりの探究をし続けること
●職人とは、他人から与えられた依頼に向かって課題解決をしている人
●真のアーティストとは、自分の好奇心や内発的な関心からスタートして価値創出をしている人
●アーティストとは、絵を描いている人やものを作っている人であるとは限らない
●自分が愛することを見つけ出し、それを追い求め続けていれば、目の前の荒波に飲み込まれず、何度でも立ち直り、表現の花を咲かせることができる
●ワシリー・カンディンスキー「コンポジションⅦ」・・・この絵には、「なに」と言えるような具象物は一切描かれていない。この作品は、西洋美術史初の「具象物を描かない絵」として知られている
●カンディンスキーは、人の心に直接響き、見る人を惹きつけるような絵を追求した。その結果、具象物が描かれていない絵という表現に至った
●アートには、①背景、②作品の2種類の見かたがある。
①背景・・・作者の人生、歴史的背景、評論家による分析
②作品・・・鑑賞者が作品とやりとりするときには、アーティストがどんなことを考えて作品を作ったかはまったく考慮されない
●鑑賞者の「作品のやりとり」が作者とともにアート作品を作り出している。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取って読むことをオススメします。